ジェラルディン・マコーリン

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空からおちてきた男

ジェラルディン・マコーリン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784035404606
ISBN 10 : 4035404608
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,130p

内容詳細

飛行機の故障で砂漠に墜落し、九死に一生をえたカメラマンのフラッシュは、手にカメラを持ったまま、命の恩人の村へ入り込む…。「不思議を売る男」の作者ジェラルミン・マコックランのはなつ異色作。

【著者紹介】
ジェラルディン・マコックラン : 1951年、イギリスに生まれる。本名ジェラルディン・ジョーンズ。出版社につとめたのち、作家となる。『不思議を売る男』でカーネギー賞とガーディアン賞を同時受賞

金原瑞人 : 翻訳家・法政大学教授

佐竹美保 : 1957年、富山県に生まれる。「奇想天外」の仕事を皮切りに、SF、ファンタジーの分野で多数の作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • めがねまる さん

    飛行機が墜落し未開の地に「空から落ちてきた」カメラマンのフラッシュ。インスタントカメラで一瞬を切り取り形に残す写真を村人たちは魔法だと言った。残されたフィルムは10枚と限られていて、一枚に計り知れない価値がある。その為村人たちが、フラッシュが選ぶ被写体は美しく感じる。第9章「月とティクサ」と第10章「笑って!」の、写真の存在と記憶の対照的なエピソードが特に印象的。登場人物の詳しい背景は描写されないところも、目の前のものを永遠に残す写真のよう。フラッシュの見たものは幻のようだけど、確かにあったと信じたい。

  • けんとまん1007 さん

    まさしく空からきた男と、原住民とのこころのふれあいを描いた物語。写真・・絵でもある。そんな絵を通して、お互いの距離が近くなっていくのが楽しい。果たして、これは現実なのか、夢物語なのか。

  • 七色一味 さん

    読破。欲しいかも、という問い合わせがあって、何となく読み返したくなりまして。いい本だな。文明に踊らされる私達をさり気なく皮肉っているようで。「smile」に、胸が熱くなる。

  • まりこ さん

    飛行機は砂漠に墜落。インスタントカメラと共にからくも命をとりとめた写真家フラッシュは原始的な種族と思われる幼い姉弟に助けられる。「写真を撮ると魂取られる」の世界でフラッシュが残りわずかなフィルムに焼きつけたものは。未開の地に迷い込んだ文明人のオモシロ話かと思いきや、深いところを突いてくる。消えること、残すとこと、それぞれに意味があり、思いがある。私たちはフラッシュの撮った8枚の写真(挿絵)に込められたものにどれだけ気づけるだろうか。思いがけない場所に連れていってくれる一冊。

  • ビリー さん

    飛行機の不時着で未開人の集落に辿り着いたカメラマン。ポラロイドカメラを持っていた彼は、写真というものを知らない村人たちから魔法使いとして扱われてしまう。そんなお話。文章は簡潔で多くを語らないが、読者の想像力を用いて描写しているような印象。でもそれでいいんだろうなと思う。不思議な読後感。今の時代、写真はどんどん手軽になってフィルムの残数なんか気にしなくなってるけど、本来はその時間その場所でしか撮れない一瞬を切り取るために全霊を込めるものだったろうし、だからこそ魂が吸われるとか言われたりもしたんだろうな。

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