やとのいえ

八尾慶次

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784034379004
ISBN 10 : 4034379006
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
40p;22X31

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • はる さん

    これはいい絵本だなぁ。ある村の同じ風景を、明治の初めから現代まで描いた力作。お地蔵さんの視点なのがいいですね。その時代、時代の人びとの暮らしがとても細やかな筆致で描かれていて、思わず見入ってしまいます。素朴で懐かしい風景が、現代になって急激に失われていく様子は哀しい…。それでも人の営みは変わらず続いていくのです。

  • ぶんこ さん

    「やと」の意味を初めて知りました。明治元年から現代までの、「やとのいえ」と掘り出された「16羅漢さん」を主人公にした移り変わりが丁寧に描き出されていました。炭焼き小屋を作り、「伏せ樋」が作られと着々と暮らしやすくなっていく日々。そして戦争。戦後の生活。羅漢さんと動物たちが可愛らしくて微笑ましいのですが、そのうち開発の波に押し寄せられ切ない気持ちになります。現在は大規模ニュータウンとなっている「やと」。絵のタッチが素朴なだけに切なさの方が勝つのですが、開発も必要不可欠だったわけで微妙な気持ちとなりました。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    谷戸という地形に建てられた家が主人公。150年の間に、住人や生活が変わっただけではなく、地形も社会も変わったことを、定点観察で緻密に解説しています。 緻密な絵でだけではなく、後ろに詳細説明を加えて、このまま学習絵本として扱える作品です。 家の来歴だけではなく、古代の遺跡発掘まで描かれていて、大切にされていた場所であることも解りました。 大きく描かれている十六羅漢さんの表情に遊び心たっぷりで、間違い探しをしながら楽しみました。

  • たまきら さん

    街並みが変わり、寂しい気持ちになることが多い自分ですが、変わり続けるのは世の常。年を取ると様々なものを失うことに慣れてしまうんでしょうか、なんだか受け身になってきた自分に気づきました。娘はどう感じたのやら、淡々と眺めていました。トトロ好きのくせに…。

  • まるす さん

    描き込みが多いのを楽しみながらまず一読。動物や鳥がそこかしこにいたり羅漢さんと戯れている絵に癒やされる。戦争を経て平和が戻ったあと里山が開発され乱暴に姿を変えていくことに寂しさを感じるが、それを批判的に描くのではなく現在進行系の街の変化としてとらえる視点に共感。巻末の丁寧な解説を興味深く読んでから二読目。一読目には見えていなかった周辺の家屋や神社の変化も見えてくる。多摩ニュータウンがモデルとのこと。これからも十六羅漢が街を見守ってくれているといいな。よかった。

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