雲へ 黒井健の絵本

黒井健

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784030163409
ISBN 10 : 4030163408
フォーマット
出版社
発行年月
2002年03月
日本
追加情報
:
27cm,1冊

内容詳細

「雲まで行きたい」と思ったぼくのからだは本当に浮かんだ。おうちがだんだん小さくなって、ぼくは雲を目指して飛んでいった…。作者の少年時代の夢のような体験を描いた、空の風や雲の肌ざわりが味わえる絵本。

【著者紹介】
黒井健 : 1947(昭和22)年、新潟県新潟市に生まれる。新潟大学教育学部中等美術科卒業。学習研究社幼児絵本編集部に入り、2年間絵本の編集に携わった後退社。26歳のときフリーのイラストレーターとなる。以降、絵本・童話のイラストレーションの仕事を中心に活躍。1983年雑誌「詩とメルヘン」に掲載した一連の作品で第9回サンリオ美術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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雲までとんでいく男の子のお話しです。空に...

投稿日:2021/06/29 (火)

雲までとんでいく男の子のお話しです。空に浮かんで漂う様子が臨場感があって、自分まで空に届いたような心地がする不思議な絵です。色合いが優しく、美しい絵本でした。

はれ さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やすらぎ🍀 さん

    雲よりも白く、空よりも青く、大きな山よりも高く、ぼくは今、飛んでいる。小さな頃にたった一度だけ雲を越えたんだ。夢なんかじゃなく本当に。やわらかな風が吹いてきて、両手をひらひらするとふわっと軽くなって、どこまでも遮るものがなく、いつまでも自由にいられるって思ったんだ。実際にどうなるかは未来まで見えないから、今はまだわからないけど。きっとその時も空はあるから聞いてみるよ。高く飛べば飛ぶほど、いろんなものが小さくなってしまって、儚さの存在を知ったんだ。さっきまでそこにいたはずなのに、今はもう、飛べる気がしない。

  • シナモン さん

    寝る前に読んだら、体の力がすーっと抜けて穏やかな気持ちになれました。雲の上の風を感じながら、ほんとに空を飛んでるような気がしました。心癒される一冊。

  • masa@レビューお休み中 さん

    読友さんのレビューを見て、気になっていたんですよね。なにしろ、この表紙です。少年が空の中で立っているのか、漂っているのか、飛んでいるのか…。とにかく、空高い場所に少年がいるのです。それはなぜか…。絵本を読み終わった今でもよくわからないというのが本音です。でも、なんとなく少年に起きた出来事というのはわかるような気がするのです。なんだか矛盾を感じる表現ですよね。現象を頭で理解することはできないけど、気持ち、感情面では理解できるという感覚なのかな。

  • ぶんこ さん

    ああっ、もう黒井さんの絵が素敵すぎます。 心の中までホワホワしてきました。 この空からの眺め、アラスカだそうですが、私はノルウェーのトロムソからオスロまでの、空からの見た景色を思い出しました。 すでに夜も更けて、わずかに灯る人家の灯り。 寂しいようで温かい。 その時の心象風景と同じ空気が漂ってきました。 ずっと見ていたい絵です。 この子の漂っている感じがいいです。 なんだか寝ぼけているような。 私の夢の中では、平泳ぎで空を飛ぶので、なんともカッコ悪い。 黒井さんの生の絵を見に行きたくなりました。

  • つくよみ さん

    図書館本:ある一人の少年。以前、雲の上に憧れて、実際に空を飛んだことがあると述懐する、その回想のお話。「てのひらを ひらひらさせたら ぼくは ふわりと ういたよ」から始まる、短いけれども、忘れられない空のたび。柔らかいタッチ、淡い色遣いの絵が素晴らしい。透明感のある、けれどもどこか暖かさを感じる空の広がりの中を、ただ一人浮遊しているその感覚が、伝わってくるような作品だった。

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