人生の救い 車谷長吉の人生相談 朝日文庫

車谷長吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022646934
ISBN 10 : 4022646934
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
追加情報
:
201p;15

内容詳細

新聞連載時より話題沸騰!“最後の文士”にして“反時代的毒虫”たる著者が、老若男女からの投稿による身の上相談に答える。妻子ある教師の「教え子の女子高生が恋しい」、主婦の「義父母を看取るのが苦しい」…これら切実な問いに著者が突きつける回答とは。

目次 : 運、不運で人生が決まるの?(大学4年生22歳)/ 車谷先生でも夫婦仲がいいのに(会社員男性50代)/ 教え子の女生徒が恋しいんです(男性高校教師40代)/ 心配に取りつかれています(無職女性80代)/ ケチで、みみっちい夫に幻滅(共稼ぎ主婦37歳)/ 人の不幸を望んでしまいます(主婦46歳)/ 義父母の同じ自慢話にうんざり(主婦30代)/ 40年連れ添った妻の浮気で(無職男性66歳)/ 憎しみを癒やしたいのです(主婦40代)/ 健康な人に嫉妬してしまいます(女性30代)〔ほか〕

【著者紹介】
車谷長吉 : 1945年兵庫県生まれ。作家。慶応義塾大学文学部独文科卒業。広告代理店、総会屋下働き、下足番、料理人などを経て作家になる。93年『鹽壷の匙』で芸術選奨文部大臣新人賞、三島由紀夫賞、97年『漂流物』で平林たい子文学賞、98年『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞、2001年「武蔵丸」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みかん🍊 さん

    万城目学氏の講演会でお薦めしていたので、読んでみました、教え子の女子高生に恋してしまった高校教師に落ちるところまで落ちればいいと回答する等どんなはちゃめちゃな回答するのだろうと思ってましたが、人間は必ず死ぬ、死に向かって進んでいるだから阿呆になるしか救われる道はない。貧乏な生活が気に入っている、余計な分は自分より困っている人に分ければよい。目的を持ってコツコツ地道に働けばいい、楽をしようとせず、どちらかの道を選ぶならより困難な方を選べ等、仏教的な回答が多い。悩んだら奈良盆地を歩けばよい。解説も万城目氏、

  • ω さん

    あー私も相談したいッ!!きっと先生は「あなたに救いはありません。せめて阿呆になりなさい。気が楽になりますよ」と仰ると思う( ^ω^ )

  • i-miya さん

    2013.11.03(初読)車谷長吉著。 2013.11.01 (カバー) 新聞連載と同時に話題沸騰。 最後の文士にして反時代的毒虫。 (1)妻子ある教師、教え子の女子高生恋し。 (2)主婦の義父母を看取るのが苦しい。 (3)・・・ (車谷長吉) 1945、兵庫県生まれ、慶應義塾大学文学部独文卒。 広告代理店、総会屋下働き、旅館の下足番、料理人などを経て作家。 (解説=万城目学) 相談というが、双方向のコミュニケーションがとられた形跡はない。   

  • zirou1984 さん

    そもそもにおいて仏教は生きている人間に優しくない。踊り唱えりゃ誰もが死後にゃ極楽浄土、極悪人も死ねば平等に仏様なのに対して現世はひたすら一切皆苦、そこには福祉やボランティアの思想は微塵も存在しない。だいたい人間の想像力ってのは人種・宗教を問わず天国より地獄に向いているんだよ。そんな人生ハードモードな視点からの悩み相談ぶった切りは当然の様に面白く、表紙を見返したら思わずタイトルが「人生の呪い」と見えてしまうほど。とはいえ十代からの質問には丁寧に返している辺りは情を感じて思わずほろろとしてしまう。ずるい。

  • おじいやん featuring おじいちゃん( ̄+ー ̄) さん

    回答にいちいち俗っぽさがちらちら見え隠れしてなんだかな〜…。うーん…。

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車谷長吉

1945(昭和20)年、兵庫県飾磨市(現・姫路市飾磨区)生まれ。作家。慶應義塾大学文学部卒業。72年、「なんまんだあ絵」でデビュー。以後、私小説を書き継ぐ。93年、初の単行本『鹽壺の匙』を上梓し、芸術選奨文部大臣新人賞、三島由紀夫賞を受賞。98年、『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞、2000年、「武蔵

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