ピエール・アンブロワーズ・フランソア・コ

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危険な関係 上 岩波文庫

ピエール・アンブロワーズ・フランソア・コ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003252314
ISBN 10 : 4003252314
フォーマット
出版社
発行年月
2004年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
295p;15

内容詳細

革命前夜のパリ。メルトイユ侯爵夫人はかつて自分を裏切ったジェルクール伯爵への復讐のため、伯爵の縁談相手セシルを誘惑するよう情人ヴァルモン子爵をそそのかす。上流社交界に渦巻く悪徳と頽廃を描いたラクロ(1741‐1803)のこの小説を、当時世人は作中人物が実物に似すぎていると眉をひそめつつ、しかし熱狂的に愛読したという。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    ラクロの生年はサド侯爵とわずかに1年違い。革命の世紀に同時代を生きたのだ。もっとも、彼はセファルディムを出自に持つ地方の砲兵士官であったので、その境遇は大いに違っていただろうが。革命を数年後に控えた時期に書かれた本書は、アンシャンレジームを告発こそしていないが、それを語ることによって階級の退廃の気分を醸成したと思われる。さて、本書の最大の特質は書簡体という形式にある。上巻では6人の間で書簡が交わされるが、どう見ても全てのキーとなるのはメルトイユ侯爵夫人だ。ヴァルモン子爵はトリックスターに見えかねないのだ。

  • 遥かなる想い さん

    18世紀 フランス上流社会の腐敗と堕落を描いた作品である。書簡形式のため、ストーリーが わかりにくく 最初に解説が書かれてあるのが 面白い。メルトゥイユ侯爵夫人とヴァルモン子爵の恋の悪巧みが中心だが… 正直 共感できない 人々の織りなす 恋模様は ひどく退屈で メリハリに乏しい。 下巻に期待。

  • lily さん

    恋愛テクニックも何も学べないし、胸きゅんも洒落た表現もなければ、お考えもないので、無感動のままで寂しい気持ち。ルソーの小説にも敵わないし。ロールモデルが1人は欲しいよ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    『パメラ』のように書簡形式で展開される恋愛にからむ人間のエゴ塗れの謀略と関係性を描いた作品。チェ・ブンブンさんの感想が無かったらおそらく、読んでいなかったでしょう(^_^;)不実への弁明の手紙という中で自分の人生論を展開することで相手を煙に巻いた上で相手を操る貴族の手腕に苦笑しつつもぐいぐいと引き込まれる魅力を感じます。全てがメルトウユ侯爵夫人の思惑通りになってしまうのだろうか?

  • チェ・ブンブン さん

    SNSが発達し、一通のメッセージに対する重さが軽い今こそ読むべき本。自分の立場を守り、他人を思い通り操る工作っぷり。そして、一通一通に込められた熱意がガンガン伝わってくる。私もLINEの一通一通かなりの時間を要するだけに親近感が湧いた。どうやら、私がTwitterを苦手とする理由は少ない文字数で想いを伝えなくてはいけないところにあるらしい。ちなみに読書メーターの字数制限は丁度良いw

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