クマムシ?! 小さな怪物 岩波 科学ライブラリー

鈴木忠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000074629
ISBN 10 : 4000074628
フォーマット
出版社
発行年月
2006年08月
日本
追加情報
:
19cm,112p

内容詳細

乾くと樽型に変身。真空や放射線に耐え、レンジでチンしても平気。その不死身伝説の真相やいかに。楽しい飼育裏話や観察方法、レア物図版も多数掲載。日本初のクマムシ本、ついに誕生。

【著者紹介】
鈴木忠 : 1960年愛知県生まれ。名古屋大学では昆虫変態に関する生理・生化学を学び、1988年同大学院を単位取得退学後、浜松医科大学で糖脂質に関する研究に従事。1991年より慶應義塾大学医学部生物学教室で昆虫の精子形成を研究し、1998年に金沢大学大学院自然科学研究科より学位取得。2000年、クマムシの世界にはまる。2005年より1年間、コペンハーゲン大学動物学博物館で海産クマムシの卵形成を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    この本を読むまで、クマムシの存在そのものを知らなかった。クマムシは、ムシとはいうものの昆虫ではなく、4対8本足の微少生物である。大きさは0.1〜0.8mmくらいしかない。それでもクマムシなどという大層な名前がついているのは、その体型と歩き方がクマを思わせるからだ。本書はクマムシへのこよなき愛が語られているのだが、著者は私たちが子供の頃に何かに夢中になったような心と気持ちを失わずに持ち続ける純な人なのだろう。彼のクマムシとの付き合い方は、自然科学の学究の原点を見るかのようだ。

  • アナーキー靴下 さん

    クマムシ、宇宙へ…というニュースで知名度を一気に上げた生物だと認識しているが、実際はどうだろう。少なくとも私の場合はそんな感じで、最強の不死身生物クマムシが宇宙に放たれた、という都市伝説的イメージがいつのまにか頭の中に定着していた。この本はそんな怪物化した想像上のクマムシを解体しつつ、絵や写真を交えながら、愛情たっぷりに等身大のクマムシの魅力を伝えてくれる内容で、ボリュームは少ないのに読み応えのある良書。クマムシの樽状態はSFの世界だよな、と思っていたところに懐かしのシーモンキー! クリプトビオシス!

  • tom さん

    最近ときどき話題になるクマムシ関連の本。図書館で見つけて、これは面白そうと、期待して借りてきた。なんせ、超高温、超低温、放射能も平気、どんなところでも乾燥状態になって生き続ける。何百年でも生き続けるというイメージの生物。この本をよんで、ずいぶんと可愛らしい姿形をしているということも知る。でも、私の思っていたイメージは、ネット情報で形成されたいい加減なデマに基づくものということを知って愕然。何百年も生きるという話ですら、ほとんど眉唾、ごくわずかな観察結果が都市伝説に化けたものらしい。笑ってしまった。

  • calaf さん

    クマムシなんて名前も聞いた事がなかったのですが、小さな(数百ミクロン)生物らしい。乾燥や真空、放射線に対する耐性もあるらしい。かわいい形をしているらしいが...これは主観が入り込んでいるのでどうでも良いか。それにしても、生き物っていろいろいるもんだなぁ...

  • みなみ さん

    クマムシについて全く知らなかったのだがKindle Unlimited にあったので興味をもって読んでみた。地球上の様々な環境に生息するが、1ミリよりも小さく、顕微鏡でなくては見えない。驚異的な耐性をもち、ひとたび乾燥してしまえばかなり過酷な環境でも生き延びられるらしい。しかし百年でも生き延びたみたいなのは伝説的なネタで、実証されているわけではないようだ。クマムシについて興味深かったのはもちろんだが、筆者がクマムシをみつけて飼育するくだりに生物への愛情を感じてとても良かった。

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鈴木忠

東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。教育学博士。白百合女子大学人間総合学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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