DVD

「生きる LIVING」DVD

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TDV33230D
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
DVD
コピーライト
:
©Number 9 Films Living Limited
原作
:

商品説明

黒澤明 × カズオ・イシグロ(ノーベル賞作家)
不朽の名作がイギリスを舞台にいま、よみがえる!
最期を知り、人生が輝く。

<DVD仕様>
2022年英国/本編102分+特典映像/1.48:1 LB/片面2層
音声:
1)英語 5.1ch ドルビーデジタル
2)英語 2.0ch ドルビーデジタル
字幕:1)日本語字幕 2)バリアフリー日本語字幕

<特典>
●予告編集(特報・予告編・TVスポット)
●インタビュー&コメント集
・ビル・ナイ インタビュー1
・カズオ・イシグロ&オリヴァー・ハーマナス インタビュー
・ビル・ナイ インタビュー2
・カズオ・イシグロ インタビュー
・ビル・ナイ&カズオ・イシグロ&オリヴァー・ハーマナス 東京国際映画祭コメント

※デザイン・仕様・特典等は、予告なく変更になる場合がございます。

内容詳細

■名作「生きる」をリメイク
黒澤明の不朽の名作『生きる』(1952年)が第二次世界大戦後のイギリスを舞台に蘇る。小説「日の名残り」、「わたしを離さないで」などで知られるノーベル賞作家カズオ・イシグロは、若かりし頃にこの黒澤映画に衝撃を受け、映画が持つそのメッセージに影響されて生きてきたと語る。そんな彼が脚本を手掛け、この鬱屈した時代に新しい『生きる』を誕生させた。
イシグロは、黒澤映画の“何事も手柄が得られるからやるのではない。世間から称賛されるからやるのではなく、それが自分の成すべき事だからやる。”そんな人生観に魅力を感じており、それは、戦後の日本もイギリスも、そして現代においても変わらないと語る。オリジナルの高い評価に怯えることなく、長年抱いてきた戦前・戦後のイギリス文化への憧れを支えに、自分なりの英語の脚本を書いた。

■監督:オリヴァー・ハーマナス 主演:ビル・ナイ
監督には、「イギリスに対して先入観を持たない人物。映画的でありながら新鮮で新しい作品を作り上げることができる人物」として、2011年に『Beauty』(原題)でカンヌ国際映画祭のクィア・パルムを受賞したオリヴァー・ハーマナスに白羽の矢が立った。彼は今作を普遍的で現代に伝えるべき重要な物語だと捉えていた。オリジナルをリスペクトしながらも自分たちのものを作ることにチャレンジしたという。
そして制作チームが、今作を作り上げるのに必要な最初のピースとして決めていたのが、主演のビル・ナイだ。“ビル・ナイが演じる『生きる』の新しい映画”イシグロは、このコンセプトを念頭に主人公ウィリアムズを当て書きした。ビルは、そのことに感銘を受け、脚本について「とても美しく明確で、とても素晴らしい役」と感じたという。イギリスの国民的俳優である彼のその抑制された演技は、作品にとって欠かせない存在となっている。
完成した作品は、世界各地の映画祭にて上映され絶賛の声があがっており、本年度のオスカー候補の1本とも言われている。黒澤明×カズオ・イシグロ。他人がどう思うかではなく、自分が何をすべきか。とても質素で小さな一歩かもしれないが、70年の時を経てもなおこの映画のメッセージは、観るものすべての心に光を灯すだろう。

■脚本:カズオ・イシグロ
カズオ・イシグロはノーベル賞とブッカー賞を受賞した小説家、脚本家、作詞家である。1954年に日本の長崎で生まれ、5歳の時に両親とイギリスに移住。50カ国語以上に翻訳された彼の著書は、世界中で多くの栄誉を得ており、「日の名残り」「わたしを離さないで」は高い評価を得て映画化された。2018年、文学への貢献により爵位を授与された。また、フランスから芸術文化勲章シュヴァリエ、日本から旭日重光章を受章している。

<スタッフ>
原作:黒澤明 橋本忍 小国英雄
監督:オリヴァー・ハーマナス 脚本:カズオ・イシグロ

<キャスト>
ビル・ナイ/エイミー・ルー・ウッド/アレックス・シャープ/トム・バーク

<ストーリー>
1953年。第二次世界大戦後、いまだ復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズ(ビル・ナイ)は、今日も同じ列車の同じ車両で通勤する。ピン・ストライプの背広に身を包み、山高帽を目深に被ったいわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所の市民課に勤める彼は、部下に煙たがられながら事務処理に追われる毎日。家では孤独を感じ、自分の人生を空虚で無意味なものだと感じていた。そんなある日、彼は医者から癌であることを宣告され、余命半年であることを知る――。
彼は歯車でしかなかった日々に別れを告げ、自分の人生を見つめ直し始める。手遅れになる前に充実した人生を手に入れようと。仕事を放棄し、海辺のリゾートで酒を飲みバカ騒ぎをしてみるが、なんだかしっくりこない。病魔は彼の身体を蝕んでいく...。ロンドンに戻った彼は、かつて彼の下で働いていたマーガレット(エイミー・ルー・ウッド)に再会する。今の彼女は社会で自分の力を試そうとバイタリティに溢れていた。そんな彼女に惹かれ、ささやかな時間を過ごすうちに、彼はまるで啓示を受けたかのように新しい一歩を踏み出すことを決意。その一歩は、やがて無関心だったまわりの人々をも変えることになる――。

劇場公開:2023年3月31日(G)

発売・販売元:東宝
©Number 9 Films Living Limited

黒澤明監督の不朽の名作『生きる』を、カズオ・イシグロのシナリオによりイギリスでリメイク。第二次大戦後のイギリスに舞台を変え、余命宣告されたお堅い公務員が、自分の人生を見つめ直していく姿を描いていく。(CDジャーナル データベースより)

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