Good For Sumthin'

今や世界中どこを探したって、ブルース・ロック好きでこの男のことを知らないという者はいないだろう。弱冠16歳で鮮烈なデビューを果たし、今年で40歳の誕生日を迎えるブルース界きってのギター・スリンガー、エリック・ゲイルズ。本作はなんといっても80年代後半から90年代にかけて一世を風靡したR&Bグループ、TONY!TONI!TONE!(トニ・トニ・トニ)の元メンバーで、ソロ活動も絶好調のラファエル・サディークがプロデュースしているということで話題になっている。ラファエル・サディークは父親がブルース・ギタリストだったということもあり、ソウルやブルースといった古典的なソウル・ミュージックに造詣が深いことでも知られています。よって、エリック・ゲイルズとラファエル・サディークの相性は悪いはずもなく、エリック・ゲイルズのハード・ロッキンなスタイルを活かしつつも、R&Bのエッセンスを随所にまぶした本作はエリック・ゲイルズの作品中、最もコンテンポラリーでメロディアスなキャリア最高傑作に仕上がりました！

今回エリックをバックアップしているのはベースのジョエル・トーマス・ウィットリー（メイシー・グレイの新作にも参加している）そして、ドラムのレイマー・カーターはラファエル・サディークが最もロックンロールとリズム＆ブルースに接近した2011年作『STONE ROLLIN'』に参加していた縁で紹介されたものと思われ、過不足ない的確な演奏でエリックを支えています。収録曲は冒頭の「Come A Long Way」からエリック節が全開で、明らかにジミ・ヘンドリックスのオマージュな歌と呼応するハードなギターが炸裂しています。続く「1019」はギターは少々控えめな歌に重きを置いたファンク・ロックで、ラファエル・サディークのモダンなプロデュース感覚が光るエリックの新境地といえる楽曲です。そして、本作はゲストとして「Steep Climb」にはハード・ロック界のギター・ヒーローのザック・ワイルド、「E2 (Note For Note)」にはグラミー賞も受賞しているギタリストのエリック・ジョンソンが参加していることでギター・キッズたちからも熱い視線が向けられることでしょう。人生の折り返し地点に立ち、キャリア最高傑作をものにしたエリック・ゲイルズのこれからの活動から益々目が離せません！
（メーカー・インフォメーションより）