シューベルト(1797-1828)

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SHM-CD

交響曲第8番『未完成』、第9番『グレート』 ジュゼッペ・シノーポリ&シュターツカペレ・ドレスデン

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG52094
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

フランツ・シューベルト
@交響曲 第8番 ロ短調 D.759《未完成》
A交響曲 第9番 ハ長調 D.944《ザ・グレイト》

シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ

録音:1992年5月、6月 ドレスデン

解説(内容)
【ドイツ・グラモフォン定盤 premium】【SHM-CD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】【ルビジウム・クロック・カッティング】限りない憧れを秘めた静謐美が横溢する《未完成》、シューマンが「天国的な長さ」と評した《ザ・グレイト》。前者を「音楽で葬送を語る作品」、後者を「死と永遠を見つめた、人類への偉大なるメッセージ」と評した指揮者シノーポリ。「死と永遠」――このテーマは彼にとっても宿命的な命題でした。2001年に惜しくも急逝したシノーポリの強靭な意志と鋭敏な本能によって独自のテンションを孕んだ、シューベルトの精神世界を開示した演奏です。

内容詳細

聴き始めはオーソドックスに感じるのだが、シノーポリの旋律の歌わせ方が独特で、いわゆるコブシを利かせたり間を作ったりせず、次々と現れる旋律を流れるようにつないでいく。主旋律だけではなく、陰にある旋律も丁寧に引き出してくる。きわめて繊細で分析的。しかも美しい。オケが巧い。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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シノーポリを聴くのはこのCDが初めてである...

投稿日:2023/08/25 (金)

シノーポリを聴くのはこのCDが初めてである。我が家では、バブル期製造のアンプで聴くと音楽的な音で音色豊かに演奏の良さが発揮されて聴こえ、予想以上の出来栄えで楽しめた。2000年以降製造のアンプではやや音が漂白されて聴こえ、彼のシューマンのCDも同様である。LPでよく聴いたDGの音とほとんど同じ音である。2種の再生機で聴く私の個人的な感想。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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ドレスデンとの録音はフィルハーモニア時代...

投稿日:2017/01/15 (日)

ドレスデンとの録音はフィルハーモニア時代にはない音色の魅力と シノーポリの円熟が醸し出す魅力がある。 R.シュトラウスやマーラー「大地の歌」は素晴らしい。 シューベルトというと子供のころから「未完成」しか聴かず、 「ザ・グレート」もベームの重さを感じる演奏でストレスを感じ 全曲を聴くのをためらっていた。 さてこのシューベルトの演奏は大変良い。 ドレスデンのしなやかさが充分に出てフレージングもいたって自然。 シノーポリがドレスデンと長く蜜月であったらもっと感動的な名盤が 多数生まれたと想像すると、急逝したのが大変惜しまれる。

abbadondon さん | 栃木県 | 不明

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本盤には、2001年に惜しくも急逝したシ...

投稿日:2011/05/27 (金)

本盤には、2001年に惜しくも急逝したシノーポリによるシューベルトの未完成とザ・グレイトがおさめられているが、いずれも素晴らしい名演と高く評価したい。本名演の性格を簡潔に表現すれば、シノーポリによる楽曲の細部に至るまで彫琢の限りを尽くした精神分析的なアプローチといぶし銀の音色が魅力のシュターツカペレ・ドレスデンによる絶妙のコラボレーションということではないだろうか。シューベルトは、かつてはウィーンの抒情的な作曲家として捉えられており、ワルターなどそうした捉え方に沿った名演が数多く生み出されてきたが、近年では、美しい旋律の中に時として垣間見られる人生の寂寥感や絶望感などに焦点を当てた演奏も数多く行われるようになってきたように思われる。医者出身という異色の経歴を持つシノーポリだけに、本演奏においても、正に両曲の心眼を鋭く抉り出していくようなアプローチが展開されていると言える。テンポ自体はシノーポリとしては全体として若干早めであると言えるが、表面上の旋律の美しさに惑わされることはなく、どこをとってもシューベルトの心底にあった寂寥感や絶望感にメスを入れていこうという凄みや鋭さが感じられるのが素晴らしい。こうしたシノーポリによる楽曲の細部に至るまで彫琢の限りを尽くした精神分析的な鋭いアプローチに適度の潤いと温かみを与えているのが、シュターツカペレ・ドレスデンによる美しさの極みとも言うべき名演奏であると言える。シュターツカペレ・ドレスデンが醸し出すいぶし銀の音色は、本演奏をより優美にして重厚な至高の名演に高めることに大きく貢献していることを忘れてはならない。録音は、従来盤でも十分に満足できる音質であったが、今般のSHM−CD化によってさらに音質が鮮明になるとともに、音場が広くなったと思われる。いずれにしても、シノーポリ&シュターツカペレ・ドレスデンという絶妙のコンビが生み出した至高の名演を、SHM−CDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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