英国ロイヤル・バレエ団/『マクミラン トリプルビル』
趣向の異なる3演目でマクミラン作品の魅力を再発見できる1枚!
進化するダンサーたちの技とともに、古典の枠を越えた新たなバレエの姿を堪能
『ロメオとジュリエット』『うたかたの恋』など、ドラマティックな作風で人気を博すマクミランによる、現代バレエの秀作3品を収録。
20世紀初頭のナイトクラブを彷彿とさせる、ちょっとコミカルでお洒落な作品『エリートシンコペーションズ』。ラグライム・ジャズのヒット曲を使った小粋でセンスあふれる小品で、ドレススーツを模したようなカラフルなタイツもユニーク。
「レイプ」というテーマで人間の狂気と悲哀を描く『ユダの木』は最晩年の作品。力でしか愛を表現できない男。人間の狂気と悲哀、そして純粋さを鍛え上げた身体で余すところなく表現する、ダンサーのテクニックと演技が見どころ。
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番にのせた抽象バレエ『コンチェルト』は、「見る音楽」。ダンサーたちの指先、つま先から音の一粒一粒が聴こえてくるようで、ピアノとのハーモニーも美しい。ベルリンの初演ではかつてないスタンディングオベーションで迎えられた作品。
ショー・ダンス、人間ドラマ、見る音楽・・・ダンサーの能力を最高に引き出すマクミランの振付とスターダンサーたちの競演を、様々なダンス・ファンに楽しんでほしいと思います。(Columbia)
【収録情報】
・『エリートシンコペーションズ』
出演:
マーラ・ガレアッツィ、イオーナ・ルーツ、スティーヴン・マクレイ、ポール・ケイ、サラ・ラム、ヴァレリー・ヒリストフ、他
音楽:スコット・ジョプリン、ジョセフ・F.ラム、他
演奏:ロバート・クラーク指揮、オンステージ・バンド
・『ユダの木』 ※『ユダの木』には性的・暴力的描写が含まれています。
出演:
カルロス・アコスタ(フォアマン)
リャーン・ベンジャミン(女)
エドワード・ワトソン、ベネット・ガートサイド(彼の友人)
音楽:ブライアン・エリアス
演奏:バリー・ワーズワース指揮、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
・『コンチェルト』
出演:
第1ムーヴメント:崔由姫、スティーヴン・マクレイ
第2ムーヴメント:マリアネラ・ヌニェス、ルパート・ペネファーザー
第3ムーヴメント:ヘレン・クロウフォード、マリアネラ・ヌニェス、ルパート・ペネファーザー、崔由姫、スティーヴン・マクレイ
音楽:ドミトリー・ショスタコーヴィチ
演奏:ドミニク・グリエール指揮、コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、ジョナサン・ヒギンズ(ピアノ)
振付:ケネス・マクミラン
収録時期:2010年3月
収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ライヴ)
・特典映像:デボラ・マクミランほかダンサーによる各作品解説(日本語字幕)
収録分数:本編106分、特典8分
画面:カラー、16:9
音声:リニアPCMステレオ、DTS 5.1ch
NTSC
イギリス・バレエ界の巨匠マクミラン振付による現代バレエの秀作集。小粋でコミカルな「エリートシンコペーションズ」、人間の狂気と悲哀を描く「ユダの木」、抽象バレエ「コンチェルト」と多彩な一枚。(CDジャーナル データベースより)