CD

Other Voices Too -A Trip Backto Bountiful

Nanci Griffith (ナンシー・グリフィス)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OMCX1037
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

本盤はナンシー・グリフィスが、歌い継がれる価値のある19曲を、総勢67名のゲストを迎えて歌い、プレイした作品。’93年度作品『遠い声(OTHER VOICES,OTHER ROOMS)』の続編といえるアルバムです(OTHER VOICES,OTHER ROOMSはトルーマン・カポーティの小説『遠い声 遠い部屋』からとられたもの)。因みに本作の副題A TRIP BACK TO BOUNTIFULは、ホートン・フットの’85年の映画『A TRIP TO BOUNTIFUL(バウンティフルへの旅)』から付けられたそうです。

1.WALL OF DEATH

リチャード・トンプソン作。リチャード・トンプソン&リンダ・トンプソンの名作『シュート・アウト・ザ・ライト』に収録されていた曲。バーズ風の12弦ギターのフレーズが気持ちイイ。REMのファンあたりにも聴いて欲しい曲です。ここでナンシーと共にヴォーカルをとっているのはイアン・マシューズ。リチャード・トンプソンが在籍した英フォーク・ロックの有名グループ、フェアポート・コンベンションの初期メンバーだったのがマシューズ。そんな訳で、答えはフェアポート〜繋がりということですね。元エニー・トラブルのクレイヴ・グレッグソン、アイルランドのボタン・アコーディング奏者、キュートなシャロン・シャノンも参加。ダブリンにて録音。

2.WHO KNOWS WHERE THE TIME GOES

 またフェアポート関連。フェアポート・コンベンションに在籍した英フォーク界屈指の名シンガー、故サンディ・デニーの作品。オリジナルはフェアポート・コンベンションのアルバム『アンハーフブリッキング』で聴けます。アメリカではジュディ・コリンズの歌で有名。コーラス・ハーモニーはドロレス・ケーン。彼女も大人気のアイリッシュ・シンガーです。この曲もダブリン録音で、M1に参加したメンバー+ノリグ・ケイシーらフィドラーも加わる。さすがに英国で人気のナンシー。英フォーク、アイリッシュ・トラッド、米国フォーク、カントリーを見事に纏め上げてます。

3.YOU WERE ON MY MIND

イアン&シルビアの’64年のアルバム『ノーザン・ジャーニー』からの曲。A&Mの60年代フォーク・ロック/ソフト・ロック・グループ、ウィ・ファイヴが’65年に歌い、ヒット。ケネディーズで活躍中のケネディ兄弟が12弦ギターとコーラスで参加。彼らはナンシーのバックを務めたブルー・ムーン・オーケストラに居ました。リチャード・トンプソンのらしいギターがカッコイイ。

4.WALK RIGHT BACK

 クリケッツ(バディ・ホリーと共に活動)のギタリスト、ソニー・カーティス作。ソングライターとしても活躍した彼のこの曲は’61年エヴァリー・ブラザースのヒットで有名。ほのぼのした牧歌的なムードが良い雰囲気。カーティス本人、ジェリー・アリソン、ジョー・B・モールディンらクリケッツのメンバー達が参加。

5.CANADIAN WHISKY

ゆったりとした曲調と美しいデュエットが聴けるトム・ラッセル作品。ナンシーとデュエットするのはイアン&シルビアのイアン・タイソン。カレッジ・ロック派にも人気のあった元DB’Sのピーター・ホールサップルがマンドリンで参加。カナディアン・ウィスキーというタイトルと曲調が相俟って最高の雰囲気を醸し出す。

6.DESPERADOS WAITING FOR ATRAIN

テキサス出身フォーク・シンガー・ソングライター、ガイ・クラークの『オールドNO.1』に収録されていた曲。クラーク本人、ジェリー・ジェフ・ウォーカー、スティーヴ・アール、ジミー・デイル・ギルモア、ロドニー・クロウェルらがヴォーカルで参加。歌い継ぎ、共に歌い、曲を盛り上げていきます。感動的な名演!

7.WINGS OF A DOVE

テキサス出身の注目シンガー、ルシンダ・ウィリアムスがヴォーカル、アコースティック・ギターで参加。ナンシーと共に愛らしい女声デュエットを聴かせます。ボブ・ファーガソン作。’61年のカントリー・ヒット。いい曲ですね〜。

8.DRESS OF LACESジョン・グリード/セイラー・ホワイト作。二人ともテキサスの無名シンガー・ソングライターとのこと。ライル・ラヴェット(ジュリア・ロバーツと結婚したことで一時期有名になりましたね)とナンシーのかつての夫、エリック・テイラーがコーラスでハーモニーを付けてます。

9.SUMMER WAGESイアン&シルビアの曲。彼らのアルバム『ソー・マッチ・フォー・ドリーミング』で聴けます。共演ヴォーカルにはトム・ラッセル。カントリー・スタイルの曲調がとてもいい感じ。ヴェテラン・フォーク・シンガー、キャロリン・ヘスターもコーラスに加わってます。

10.HE WAS A FRIEND OF MINE

デイヴ・ヴァン・ロンク/エリック・フォン・シュミット作。日本盤ライナーによると原曲は「ショーティ・ジョージ」という曲だそうです。’60年代のフォーク・リヴァイバル期に活躍した大変影響力の大きい二人、D.V.ロンクとE.V.シュミット。あのボブ・ディランにも影響を与えたことはよく知られたところで、ボブ・ディランもこの曲を取り上げたことがあります。その両者とジーン・リッチー、ロザリー・ソレルズ、オデッタなどが参加し、さながらフォーク界の大競演てな感じ。曲自体はアコギの響きも麗しく、ほのぼのしたフィーリングで楽しいです。

11.HARD TIMES COME AGAIN NO MORE

アメリカを代表する作曲家、フォスターの作品をダブリンでドロレス・ケーンらと録音という、正にナンシーならではのフォーク・ミュージックの融合。アメリカへ多く渡ったアイリッシュ移民のことを思わせます。ルーツを同じくする者の心の文化交流。シャロン・シャノンらアイリッシュ側がいい音、聴かせてます。フィドルやペニー・ホィッスルが何ともいえない! ルーシー・カプランスキーというニューヨーク・フォーク・シーンの注目株もコーラスで参加してます。

12.WASN’T THAT A MIGHTY STORM

一転してボトルネック・ギター(トム・ラッシュ演)もかっこいいアップ・テンポのナンバーへ。ゴスペル風な曲調が楽しい。アメリカン・ミュージックの醍醐味を感じます。トム・ラッシュ

エリック・フォン・シュミット作。エミルー・ハリス、オデッタ、キャロリン・ヘスターらが参加。

13.DESPORTEE(PLANE WRECK AT LOS GATOS)

偉大なるフォーク・シンガー、ウディ・ガスリーの作。ルシンダ・ウィリアムスの歌とナンシーのハーモニー、皆での合唱。ティッシュ・イノホーサがスペイン語で歌い、ジョン・スチュアート(元キングストン・トリオ)とスティーヴ・アール、オデッタといったところも歌を聴かせる。元々はメキシコ政府に対するプロテスト・ソングでした。曲調もメキシコ風。

...(以下略)

内容詳細

94年のグラミー受賞作『遠い声』の続編で、有名無名を問わずにフォークの傑作を集め、その作者や縁のゲストを迎えて完成されている。いつものことだが、その選曲と人選には惚れ惚れさせられる。なかなか出逢えないような、じっくりと楽しめる一枚。(天)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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