CD

ワルツ集 サンソン・フランソワ

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCS23291
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ショパン:ワルツ集(14曲)
サンソン・フランソワ


フランソワだけに認められていた音楽の主観性、主情性が最高レベルで全面に押し出されたのがこの『ワルツ集』でしょう。過剰とさえいえるルバートをはじめとする型破りなスタイルこそ、20世紀芸術の粋。豊かな幻想の世界に戯れる名演です。(Warner Classics)

【収録情報】
● ショパン:ワルツ集(14曲)


 サンソン・フランソワ(ピアノ)

 録音時期:1963年1月
 録音場所:パリ、サル・ワグラム
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 2010年リマスター音源使用

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アナログ音源については、アビー・ロード・スタジオほか海外スタジオによる、アナログ・マスターからの最新リマスター音源を使用。
フロントカヴァーはオリジナル発売海外カヴァーデザインを多数使用。
声楽入り作品は歌詞対訳付(Warner Classics)

内容詳細

歴史的名盤といわれるコルトーに匹敵すると称される、フランスのピアニスト、フランソワによるショパンのワルツ集。ロマンティシズムの香りを色濃く残しながら、現代的な鋭さも有している。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ショパン弾きとして名を馳せたピアニストは...

投稿日:2012/01/15 (日)

ショパン弾きとして名を馳せたピアニストは多数存在しているが、サンソン・フランソワほど個性的なピアニストは他に殆ど類例を見ないと言えるのではないだろうか。コンクール至上主義が横行している現代においては、おそらくは許されざる演奏とも言えるところであり、いわゆる崩した弾き方とも言えるものである。もちろん、稀代のショパン弾きであったルービンシュタインによる演奏のように、安心して楽曲の魅力を満喫することが可能な演奏ではなく、あまりの個性的なアプローチ故に、聴き手によっては好き嫌いが分かれる演奏とも言えなくもないが、その演奏の芸術性の高さには無類のものがあると言っても過言ではあるまい。フランソワは、もちろん卓越した技量を持ち合わせていたと言えるが、いささかも技巧臭を感じさせることはなく、その演奏は、即興的で自由奔放とさえ言えるものだ。テンポの緩急や時として大胆に駆使される猛烈なアッチェレランド、思い切った強弱の変化など、考え得るすべての表現を活用することによって、独特の個性的な演奏を行っていると言える。各旋律の心を込め抜いた歌い方にも尋常ならざるものがあると言えるが、それでいて、陳腐なロマンティシズムに陥ることなく、常に高踏的な芸術性を失うことがないのが見事であると言えるだろう。また、一聴すると自由奔放に弾いているように聴こえる各旋律の端々には、フランス人ピアニストならではの瀟洒な味わいに満ち溢れたフランス風のエスプリ漂う情感が込められており、そのセンス満点の味わい深さには抗し難い魅力に満ち溢れているところだ。本盤におさめられたワルツ集の演奏も、正にセンスの塊であり、近年では同じくフランス人であるルイサダが素晴らしい超名演(1990年)を成し遂げているが、強烈な個性という意味においては、フランソワによる本演奏も同格の超名演と高く評価したいと考える。音質は、従来CD盤ではやや鮮明さに欠ける音質であり、時として音がひずんだり、はたまた団子のような音になるという欠点が散見されたところであったが、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって大変驚いた。従来CD盤とは次元が異なる見違えるような、そして1963年のスタジオ録音とは到底信じられないような鮮明な音質に生まれ変わった言える。フランソワのピアノタッチが鮮明に再現されるのは殆ど驚異的であり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、フランソワによる至高の超名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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決定的名盤がSACDでよみがえる。これを知っ...

投稿日:2011/11/28 (月)

決定的名盤がSACDでよみがえる。これを知ってしまったら他は聴けない! 即興性あふれる躍動するリズム、色彩感いっぱいの魔法のようなタッチ。縦横無尽、自由自在。

chopin etude さん | 千葉県 | 不明

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私がこのHMVレビューを書き込むにあたって...

投稿日:2010/02/20 (土)

私がこのHMVレビューを書き込むにあたって最近は出来るだけ演奏タイム(トラック間の間合いタイムを含む場合が多いと思います)を付記することをして少しでも定性的なレビューに定量的なデータを盛り込む事で少なくとも私のレビューをご覧になった方のある目安になればとも思っている次第です。私たちは限られた空間と時間の中で一時の生を過ごすわけですが音楽という耳を通して聴く芸術芸能にはタイム/時間というものが必ず付きまとうわけで(大抵の音楽CDブックレットにはタイムがメモされており放送や個人ベースでの編集情報にも役立っているのではないでしょうか?)私たちに与えられた大切な「時間」を意識しないわけにはいきません。さて、演奏家が同じ曲を録り直す場合そのタイムの違いが大した事でも無い場合や演奏にあたって使用したスコアバージョンの違いによる場合やその演奏家が年月経過と共に意識的・或いは無意識的にその芸風に表れそれが意味を持つ場合などいろいろ事情もあることでしょう。フランソワのショパン「ワルツ集」は代表的なものには1959年モノラル録音と1963年ステレオ録音があり前者の音は劣るかもしれないけれどその若干場当たり的なスリリングさで陰影ある演奏は中々最近の演奏では得がたいものがあります。そして面白いことに先ほどのタイムにこだわりますと全14曲すべてが後者ステレオ盤では長くなっているので大人しくなった感がしないではありませんそんなに年月が経ったわけでもないのに・・・。しかし演奏家自身はその方が自己の直近の満足すべきフィーリングなのでしょう。聴く側は各々の味わいを楽しめば良いと思います。サンソン・フランソワの気分屋ぶりが何となく分かり面白くもあります。参考までにそのタイムとやらをメモしておきます(少し数字ばかりなので打ち間違いがあるかも知れませんがそこはご容赦を!・・・)。1959年モノラル→1963年ステレオの順で各曲は以下の通りです。ワルツ第1番(4’28→5’05),第2番(4’41→5’22),第3番(4’32→4’48),第4番(2’28→2’36),第5番(3’47→4’27),第6番(1’34→1’56),第7番(2’44→2’57),第8番(3’05→4’12),第9番(3’56→4’19),第10番(2’59→3’23),第11番(1’43→1’58),第12番(2’31→3’03),第13番(1’38→1’56),第14番(1’41→3’03)。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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