Live At Rockpalast

ジョー・ジャクソンの1980年3月、1983年2月と4月の3回のドイツTV番組『ロックパラスト』で放送されたコンサートを収録した2CD+2DVDセット。デビュー作『ルック・シャープ!』(79)、その僅か6か月後に発表した2nd『アイム・ザ・マン』(79)でエルヴィス・コステロ、グレアム・パーカーと共通するサウンドで脚光を浴び「奴に気をつけろ」のヒットでアメリカでの成功を収めつつあった時期の80年3月のライヴではソリッドでパンキッシュなサウンドを繰り広げつつも、全編にレゲエを取り入れ話題となった次作『ビート・クレイジー』(80年10月発売)収録の「マッド・アット・ユー」、ジミー・クリフの「ザ・ハーダー・ゼイ・カム」のカヴァー(シングル「アウト・オブ・スタイル」のB面)を披露するなど過渡期でもあった事を窺わせる興味深い内容となっています。83年のライヴは二か月の間に二回のコンサートが収録されていることからも判るように『ビート・クレイジー』でのレゲエ、40年代のジャズ/ジャンプ・ブルースを取り入れた『ジャンピン・ジャイヴ』(81年)と様々なサウンドを取り入れ昇華した末に発表した名作『ナイト・アンド・デイ』(82年)とシングル「ステッピン・アウト」「夜の街へ」の大ヒットで世界的成功を収めた時期で「ステッピン・アウト」「夜の街へ」「奴に気をつけろ」「ビート・クレイジー」「タキシード・ジャンクション」(『ジャンピン・ジャイヴ』収録)といった代表曲に加え、アンコールでは「涙のクラウン」「ハウ・スウィート・イット・イズ」「ヒートウェイヴ」などのモータウン・メドレーを収録。CDは34曲、3回公演を完全収録したDVDは45曲収録。

（メーカー・インフォメーションより）