魔法少女隊アルス ザ･アドベンチャー アルス巻

『魚になった魔法少女隊』
魔法の世界に突然迷い込んでしまった11歳の少女アルス。シーラとエバの２人の見習い魔女と友人になり、同じ見習い魔女として暮らし始める。そんなある日、魔法訓練所にいたアルス達の前に、突然見慣れないドアが現れる。それは、3年に1度次元の間を移動して回ってくるという「巡回移動魔法図書館」のドアだった。
図書館で1冊の魔導書を借りてきたエバは、シーラとアルスに食べさせようと本の通りにスープを作る。ところが、そのスープを飲んだ3人の身に恐ろしい変化が―――
エバが作ったスープを飲んで魔法にかかり、変てこな姿になってしまったアルス達。元に戻ろうとするのだが、魔法を解くための魔導書はいつ場所を変えてしまうかも分からない巡回移動魔法図書館の中に・・・
恥ずかしいのを我慢して図書館に向かう3人に次から次へと災難が降りかかる。
やっと手に入れた魔導書。しかし、それによると元に戻る為には、ある恥ずかしいことをしなければならなかった。「かー、かっこわるー・・・」

『封印された心』
「人間界に送られたいのか、お前たち！」シーラは、魔法訓練所でひよこ組の見習い魔女たちを厳しく叱る。
人間界ってそんなに怖いところなの？？ひよこ組のパパロたち5人は、「人間界を映す鏡」を見せてくれるという不思議な声に誘われ、ドラゴンパラティムの地下へ。ところが、声の主トマによって5人は鏡に吸い込まれてしまう！！
助けようとしたアルスも魔法の力を奪われてしまった。そこへ現れたのはトマにそっくりなもう一人の魔女・・・一体どういうこと？
そっくりな二人のトマ。彼女たちはもともと一人の魔女で、かつて魔女界に争いをもたらしたため封印されていた。アルスに、封印を解いて欲しいと言うトマ。だがもう一人のトマは、自分の醜い心が生んだ意識を嫌い、再び一つになることを拒否する。
シーラもまた、封印を解けば2人はバラバラになって消滅するだろうとアルスを止める。
「自分の心まで疑うの！？」トマの心の強さを信じるアルスは…

SFクリエイター、雨宮慶太が企画・原作を担当したハイ・ファンタジー・アニメの番外編シリーズ。アルス、シーラ、エバといったキャラクター別に、それぞれの妖精の活躍やユニークで騒々しい日常の出来事を描いていく。(CDジャーナル　データベースより)