DVD

『トスカ』全曲 ヒンメルマン演出、サイモン・ラトル&ベルリン・フィル、オポライス、M.アルバレス、ヴラトーニャ、他(2017 ステレオ)(日本語字幕付)(日本語解説付)

プッチーニ (1858-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKC9260
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD

商品説明


ラトル&ベルリン・フィル
2017年バーデン=バーデン・イースター音楽祭ライヴ
ベルリン・フィル28年ぶりの『トスカ』上演!
オポライス、アルバレス、ヴラトーニャ実力派主役陣
日本語解説付き


2017年バーデン=バーデン・イースター音楽祭でのラトル指揮ベルリン・フィルによるプッチーニの名作オペラ『トスカ』。『トスカ』と言えば、かつてカラヤンがベルリン・フィルと上演して大成功を収めたオペラでもあり、1979年に録音された全曲盤は『トスカ』の名盤として聴き継がれています。今回、ベルリン・フィルが同曲を演奏するのは、カラヤン指揮で、1989年ザルツブルク・イースター音楽祭の上演から、実に28年ぶりとなります。
 ローマの歌姫を演じるのは、ドラマティックな歌唱と演技力で人気ソプラノ、クリスティーネ・オポライスです。同じラトヴィア出身の指揮者アンドリス・ネルソンスとともにラトヴィア政府から優れた芸術家として勲章を授与されるなど公私ともに充実しています。カヴァラドッシを演じるのは、甘い美声と豊かな声量を持つ、世界が認める当代最高のテノール歌手の一人、マルセロ・アルバレス。そして抜群の安定でスカルピア男爵を披露するのはマルコ・ヴラトーニャと主役陣も現代最高峰の歌手を揃えています。
 演出は、2007年ブレゲンツ音楽祭での『トスカ』や2013年バーデン=バーデン祝祭劇場での『ドン・ジョヴァンニ』などモダンな演出に強いメッセージ性を込める鬼才フィリップ・ヒンメルマンが担当しています。(写真© Monika Rittershaus)(輸入元情報)

【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲


 クリスティーネ・オポライス(フローリア・トスカ)
 マルセロ・アルバレス(マリオ・カヴァラドッシ)
 マルコ・ヴラトーニャ(スカルピア男爵)
 アレクサンダー・ツィムバリュク(チェーザレ・アンジェロッティ)
 ピーター・タンチッツ(スポレッタ)
 ダグラス・ウィリアムズ(シャッローネ)
 マウリツィオ・ムラロ(堂守)
 ヴァルター・フィンク(看守)
 ウィーン・フィルハーモニア合唱団
 ヴァルター・ツェー(合唱指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 サー・サイモン・ラトル(指揮)

 演出:フィリップ・ヒンメルマン
 舞台:ライムンド・バウアー
 衣装:カーシ・マウラー
 照明:ラインハルト・トラウプ
 映像:マルティン・アイデンベルガー

 収録時期:2017年4月
 収録場所:バーデン=バーデン祝祭劇場(ライヴ)
 映像監督:アンドレアス・モレル

 収録時間:180分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DD 5.1
 字幕:英独仏日
 NTSC
 Region All

 輸入盤・日本語帯・解説付

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歌手の歌唱と演技,演出の美しさ,どれをと...

投稿日:2018/06/06 (水)

歌手の歌唱と演技,演出の美しさ,どれをとっても私の見たトスカのなかで最高の公演。このオペラの登場人物の中では,トスカでもカバラドッシでもなく,スカルピアの「悪党」ぶりが私にとっては魅力的なのだが,ヴラトーニャの演技は素晴らしい。しかし何よりも素晴らしく,このディスクを最高のものにしているのは,オーケストラ・ピットに入っているベルリンフィルとラトル。改めてベルリンフィルの実力を思い知った。

soziologe さん | GERMANY | 不明

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ヒンメルマン演出の『トスカ』と言えば、『...

投稿日:2018/03/06 (火)

ヒンメルマン演出の『トスカ』と言えば、『007/慰めの報酬』の一場面にも使われた、ちょうど10年前、2007年のブレゲンツ湖上ステージにおける「目玉のトスカ」が印象深いが、今回の演出は前回と同じネタが半分、新ネタが半分といったところ。前回が、監視カメラが至る所にある「監視社会時代のトスカ」だったとすれば、今回はいわば「you tube時代のトスカ」。「歌に生き、愛に生き」が終わった直後からスカルピアはトスカの姿をテレビカメラで撮り始め、撮られた映像は全面スクリーンになっている後ろの壁に投影される。第2幕の終わり、ト書き通りならトスカは倒れたスカルピアの頭上に燭台を置いて部屋を出て行くのだが、この演出では例のテレビカメラを鏡代わりに使って、自分の姿を確認してから退場。第3幕のカヴァラドッシ処刑シーン(この演出では銃殺ではない)も撮影されて、背後の壁に映される。頭に袋をかぶせられて殺される彼はISの人質殺害映像そのまんま。最後のヒロインの自殺も飛び降りではなく、インパクト満点。『トスカ』の現代化演出も色々あったが、最も成功した舞台と言えるだろう。 ラトルのアプローチはコブシ山盛りの演歌として歌われてきた『トスカ』をもう少し格調高く、かつシンフォニックな音楽に戻そうというもの。何と言ってもピットにいるのがベルリン・フィルだから威力満点だ。この演出では第3幕でトスカとカヴァラドッシは一瞬だけしか身体的接触をしない。二人の間に亀裂が入ったのはこの間のカヴァラドッシの振る舞いのせいでもあるが、スカルピアの存在も大きいはず。トスカが彼を刺殺したのも、自分を惹きつけるこの男が許せなかったからとも解釈できる。オポライスはこういう複雑な、演技性人格の女性を演じさせたら圧巻。一方のM・アルバレスは能天気なイタリア・オペラ的ヒーローで、それなりに役にはまっている。スカルピアはヴラトーニャも悪くはないが、この映像収録回以外はニキーチンが演じていて(私は2回、ナマで観た)こちらの方がさらに凄味があった。ヴラトーニャを売り出したい事務所の意向が働いただけで、かつてのバイロイト事件の後遺症はもうないと信じたいが、個人的にはちょっと残念。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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