End Of The World Remixes: 世界の果ての女+リミックス

気鋭ミュージシャン達と作り上げたヴェテラン・ディーヴァの最新作がさらに過激なサウンドに生まれ変わった！

　2015年にブラジルで発売され、翌16年にイギリスのブラジル音楽専門レーベル〈Mais Um Discos〉が世界配給開始、そしてライス・レコードから日本国内発売されたエルザ・ソアーレスの『世界の果ての女』（MAR-6001）。大ヴェテランの衰え知らぬ強力な歌声が、新進気鋭のミュージシャン達が作り上げた尖りまくったサウンドに彩られたこの作品は、ニューヨーク・タイムズ紙2016年ベスト・アルバム第10位選出や世界中の音楽評論家達が選出するワールド・ミュージック・チャート“Transglobal World Music Chart”で16年年間ランキング７位に選出されたのを始めとして、広く高い評価を得ました。その話題作が豪華リミキサー陣を迎えたリミックス＋オリジナル・トラックの新仕様で再登場します！
　エルザ・ソアーレスは1937年にリオ・デ・ジャネイロのファベーラで生まれ。波瀾万丈の人生を歩んできたことで知られる彼女ですが、歌手としても60年代よりブラジルの国民的歌手として絶大な人気を誇ってきました。その真っ黒なテイストの歌声で、サンバからボサ・ノーヴァ、ソウル、ロック、MPB、ヒップホップ…と様々なジャンルを歌いこなし、たくさんのヒットを残してきました。『世界の果ての女』は約８年振りにリリースされた通算34作目で、プロデュースはブラジルの先鋭的音楽シーンをリードするギリェルミ・カストルッピが担当、さらにサンパウロの音楽シーンの最先端を走るメタ・メタやビシーガ70のメンバーらも参加し、ブラジル音楽の最先端を反映させたサウンドが生み出されていいました。エルザも70代後半と思えぬパワフルなヴォーカルを披露し、実に過激な作品となっていました。
　今年で80歳を迎えるエルザが欧米ツアーを敢行するにあたりアナウンスされたこの新装盤はオリジナル・アルバム全曲にリミックス・トラックを合わせて収録。オリジナルの尖ったサウンドを更に過激に再構築したリミキサー陣も強力です。まずは本作を大絶賛したジャイルス・ピーターソン。リスボンのゲットー・サウンドを象徴するDJ Marfoxやニディア・ミナージュ、リオのラステリーニャ・シーンの先鋒OMULU、そしてブライアン・イーノがプロデュースした『アンビエント３：発光』（ライス INR-9038）や78年のファーストの再発も記憶に新しいニューエイジ／アンビエント界の巨匠ララージら、大物から気鋭のDJまでの実に様々なアーティストが起用されています。
　更に過激に生まれ変わった大ヴェテランの挑戦的傑作をこの機会に是非ご堪能ください。

（メーカー・インフォメーションより）