Tale Of The Tape / Don't Say No

これぞ理屈抜きで盛り上がれる80年代アメリカン・ハード・ロックの真骨頂！元パイパーのシンガーのソロ出世作にして名盤2nd『ハードライダーの美学』(81年作)とブ レイク・ビーツのクラシックとして広く知られる“The Big Beat”を収録した1st(80年作)が2in1仕様で遂に国内登場！

人気トラック「The Big Beat」で幕を開けるこの曲を聴けば誰もがレッド・ツッペリン/ロバート・プラントを思い出さずにはいられないことだろうが、ブリティッシュ・ハード・ロ ックからの洗礼をモロに受け、それを包み隠さず最初のアルバムの、それもオープニングに持ってくるとはなんとも潔いことであろう。この1曲で男気溢れるロック・ファンはハートを鷲掴みされること間違いなし。それはまた6曲目の「You Should Be HighLove」でも体験することが出来るが、その曲がビリー・スクワイアとデスモンド・チャイ ルドとの共作と解りなんともニッコリさせられた。チャイルドはボン・ジョヴィやエアロスミスの一連のヒット曲ーー「You Give Love A Bad Name」「Livin’ On A Prayer」「Bad Medicine」(ボン・ジョヴィ)、「Dude(Looks Like A Lady)」「Angel 」(エアロスミス)ーーの共作者であり、他にもアリス・クーパー、シェール、マイケル・ボルトンからリッキー・マーティンまでいろいろなアーティストにヒットをもたらしているその道のスペシャリスト。〜第2作『Don’t Say No』はクイーンのアルバムのプロデュース/エンジニアを務めているドイツ人、マックを起用して制作、81年の5月にリリースされ、まずはアルバム2曲目(本作では11曲目)の「The Stroke」をシングルでカット。クイーンの「We Wil l Rock You」、あるいは、ジョーン・ジェット＆ザ・ブラックハーツの「I LoveRock’n Rol l」といったシンプルながらタイトで胸に響くロック・クラシックスを彷彿とさせるナンバーで、英米共にヒット(全米17位、全英52位)。そしてアルバム1曲目(本作では10曲目)の「In Th Dark」をカットすると今度は全米35位を記録し、アルバムもジワリジワリとチャートを上昇。最終的にはナント全米5位を記録し、80年代初頭を代表するギター・ロッカーの座を手に入れるのであった。さらにアルバム3曲目(本作では12曲目)の「My Kinda Lover」もアメリカでカットされ全米45位を記録。そしてもう1曲、アルバム5曲目(本作では14曲目)の「Too Daze Gone」まで英米でカットするという熱心なプロモーションがされている。〜解説より
(メーカー資料より)