三枝成彰:オペラ『KAMIKAZE〜神風〜』
第二次世界大戦で亡くなった全世界の人々に捧げるオペラ
日本を代表するオペラ作曲家、三枝成彰氏が長年構想を温めていた本作品『KAMIKAZE〜神風〜』は、『Jr.バタフライ』『悲嘆』に続くオペラ「昭和三部作」の締めくくりとなる壮大な作品です。このDVDは2013年1月31日〜2月3日にかけて東京文化会館で行われた初演の模様をライヴ収録したものです。
【あらすじ】
1945年4月。学徒動員により、特攻隊の最前線である知覧飛行場で飛行士として従事する神崎少尉には、東京に知子という婚約者がいた。神崎に会いたい一心で命がけで知覧にたどり着いた知子は、そこではじめて神崎が特攻に志願していることを知る。神崎は知子との婚約を解消し、「自分のことは忘れ、新しい伴侶を見つけて幸せに生きてほしい」と置き手紙を残したまま特攻に飛び立とうとするが・・・
実在した特攻隊員とその婚約者をモデルに、理不尽に翻弄された愛を描いた悲劇です。なぜ国民に死を強要する「特攻」が行われたのか。政府の命令に抗えなかった人々の思いは・・・。(SONY)
【収録情報】
・三枝成彰:オペラ『KAMIKAZE−神風−』全三幕四場
原案:堀 紘一
脚本:福島敏朗
作曲:三枝成彰
指揮:大友直人
演出:三枝健起
美術:千住博
照明:沢田祐二
アリア歌詞:大貫妙子
史実監修:大貫健一郎
プロダクションマネージャー:小栗哲家
キャスト:ジョン・健・ヌッツォ、水船桂太郎、小川里美、大山大輔、小林沙羅、仲本博貴、渡辺大、坂本朱、稲村麻衣子
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
合唱:六本木男声合唱団倶楽部
収録時期:2013年1月31日〜2月3日
収録場所:東京文化会館(初演ライヴ)
画面:カラー、16:9
NTSC
“昭和3部作”と呼ばれるオペラの締めくくりとなる、実在の特攻隊員とその婚約者をモデルに、時代に翻弄される愛を描いた悲劇だ。人間の内面をも描き、緊迫した中にも抒情性も盛り込んだ話題のオペラだ。(CDジャーナル データベースより)