Blu-spec CD 2

『ローマ三部作』 トスカニーニ&NBC交響楽団

レスピーギ(1879-1936)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SICC30029
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
Blu-spec CD 2

商品説明

ベスト・クラシック100
レスピーギ:ローマ三部作〜ローマの松、ローマの噴水、ローマの祭り
トスカニーニ&NBC交響楽団


LP時代以来、『ローマ三部作』の決定盤として語り継がれている名演中の名演。モノラル録音ながらも音質は良好で、鋭く切れ込んで咆哮する金管や、雰囲気豊かに瞑想する木管、鋼のように強靭な輝きをみせる弦が、それぞれの情景を描き出すさまが鮮烈に伝わってきます。トスカニーニの、管弦楽を一体として息づかせ推進させる統率力、曖昧さや媚びを許さず、純度の高い音響で勝負しようという気迫にはひたすら圧倒されるのみです。(SONY/RCA)

【収録情報】
レスピーギ:
1. 交響詩『ローマの祭り』
2. 交響詩『ローマの噴水』
3. 交響詩『ローマの松』

 NBC交響楽団
 アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)

 録音時期:1949年12月12日(1)、1951年12月17日(2)、1953年3月17日(3)
 録音場所:ニューヨーク、カーネギー・ホール
 録音方式:モノラル
 24bit/192kHzリマスタリング
 Blu-spec CD2

内容詳細

モノラルの古い録音ながら、いまだにこの三部作の最高の演奏と言われているトスカニーニのローマ三部作。トスカニーニがいかにオーケストラをコントロールし、高い表現力を獲得したかがよく分かる名演だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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トスカニーニとレスピーギは時代的にも同国...

投稿日:2010/06/27 (日)

トスカニーニとレスピーギは時代的にも同国人であることからも当然親交があり本盤に納められたローマ三部作の各初演にも大半関わってきておりこの本盤演奏はモノラルながら(私はLPで一部聴いていました・・・)以前から評価の高いものであります。どの曲もモノラル独特の雰囲気も含めてその迫力が凄いこととトスカニーニのNBCSOアンサンブルコントロールの精緻さに今更ながら舌を巻く始末であります。先ず「ローマの松」は1953年録音で演奏タイムは@2’35A6’36B6’48C4’53、お馴染の第1楽章のスタートからしたこの曲は第2楽章の底から突き上げるような轟き・蠢きそして特にアンサンブル精緻な第3楽章やクライマックスに位置づけられた第4楽章では容赦ないティンパニーの伴うインテンポでの凄さには曲が終わって暫く呆然とします。「ローマの噴水」は1951年録音@3’52A2’45B3’07C5’23なのですが第1楽章の静けさにもトスカニーニのコントロールの上手さが窺えます。いきなりの管での強奏で始まる第2楽章・・・次第に当然盛り上がるのですが決して乱れはしません。第3楽章凱歌的な処もよく整理されており最終楽章は遠くでの鐘なりいろいろな小当たりの打楽器は正しく黄昏的噴水ですね。一番何かと賑やかな「ローマの松」(1949年録音@4’48A6’55B7’08C4’47)での勢いにも単に「勢い」だけではなく底に流れる緊迫感が聴き読み取れます。第1楽章の凄い祭りの始まりと悲しみの行進との対比の絶妙さは聴き物、鐘なども混じっての山作りの上手い第2楽章そして第3楽章では跳ねる弦を管の旋律が縫って行きソロ弦が官能的に魅了します。活発な最終楽章では歌う処と踊る処が最後渾然一体となり決して力任せでなく説得力ある演奏であることを改めて認識させてくれます。ともすれば一様的演奏の印象を持っていたトスカニーニの存在感に脱帽! ローマ三部作ではいろいろな仕様盤があり夫々楽しみでもありますがこと演奏だけは最高と思って間違いないでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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