Best Of Wilbert Harrison

「カンサス・シティ」の大ヒットで有名なR&Bシンガー、ウィルバート・ハリソンの3枚組70曲収録の決定盤。59年からの10年間にフューリーを始め様々なレーベルからリリースされた多くのシングル曲に70年代以降リリースされた『Wilbert Harrison』（71年ブッダ）やアラン・トゥーサンがプロデュースした『Soul Food Man』（76年チェルシー）など、現在入手困難なアルバムから30曲もの初CD化音源を収録。ビートルズ、プレスリー等、多くのアーティストたちにカヴァーされた名曲揃い!

ウィルバート・ハリソンは、1929年ノースカロライナ出身のR＆Bシンガー。50年頃にマイアミの海軍を除隊後、ミュージシャンとして活動を始め独特のカリプソ・スタイルで人気を博す。マイアミのレーベルRockin'から52年にシングル「This Woman Of Mine」でデビュー。54年からはサヴォイより「Don't Drop It」をはじめ数枚のシングルをリリース。 そして52年に作られリトル・リチャード、ハンク・バラードらも歌った「カンサス・シティ」を59年にNYのボビー・ロビンソンのレーベル、フューリーよりリリースし大ヒット。その後も多くの優れたシングルをリリースするもサヴォイとの契約問題を引きずりヒットはなかった。69年SUEよりリリースした「Let's Work Together」がヒットし、キャンド・ヒートやブライアン・フェリーもカヴァー。この後も71年『Wilbert Harrison』（ブッダ）やアラン・トゥーサンがプロデュースした76年『Soul Food Man』（チェルシー）などアルバムをリリースしライブ活動も行うが大きな注目を集めることは無かった。94年死去。

(メーカー・インフォメーションより)