Kevin Odegard

基本情報

ジャンル

ロック

カタログNo

VSCD2162

組み枚数

レーベル

VIVID SOUND

日本

フォーマット

その他

紙ジャケ, リマスター

70年代のボブ・ディランを代表する名作『血の轍』に関するエピソードで、ディランは、1974年9月に『血の轍』の全収録曲のレコーディングをＮ.Ｙ.のスタジオで終えた後、同年12月にミネアポリスのスタジオ SOUND 80で5曲分を録り直したというのがある。そのミネアポリス・セッションで招集された名うてのミュージシャンの一人が、本作の主役ケヴィン・オデガードだ。『血の轍』の冒頭「ブルーにこんがらがって」で聴けるマーティンのD-28の調べは、ケヴィンによるもの。

『血の轍』のセッションから遡ること3年前の71年に本作はレコーディングされた。共同プロデューサーとしてクレジットされているのは、ボブ・ディランの実弟、デヴィッド・ジマーマン。そよ風のようなアコースティック・ナンバーやキラキラしたソフト・ロック調の、一変してギター弾きまくりのファンキーなロック・ナンバーなどバラエティに富んだ内容で、私小説のように綴られた作品になっている。数々のSSW名盤を生み出してきた、SSWファンには伝説のスタジオ、いわゆる“SOUND 80モノ”の最高峰とも言える優れた作品である。

ボブ・ディランの実弟を共同プロデューサーに迎え、1971年に発表した1stアルバム。ソフト・ロック、ギター・ロックなど、多彩な音楽表現を試みたコンセプト・アルバムで、そよ風のようなアコースティック・サウンドが心にしみる。(CDジャーナル　データベースより)

総合評価

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