85年には1月には初来日公演を行う。作品以上にパワフルなプレイは聴衆を圧倒した。また同年ソウル・トゥ・ソウル(Soul To Soul)をリリース。ブルースを基本とした従来のダブル・トラブル・サウンドにキーボードやブラスなど新たな要素も加味しサウンドの幅を広げた。本作からは”ルック・アウト・フォー・リトル・シスター”がラジオでヘヴィ・ローテションにもなった。この頃のスティーヴィー・レイ・ヴォーンの順調な音楽活動と反比例するかのようにスティーヴィー・レイ・ヴォーンの体は容赦なく蝕まれていく。ドラッグとアルコールによるものだった。休養を余儀なくされたスティーヴィー・レイ・ヴォーンは86年10月遂に入院するに至る。入院中には初のライヴ盤、ライヴ・アライヴ (Live Alive)がリリースされた。パワフルなプレイが十二分に味わえる本作のリリースはスティーヴィー・レイ・ヴォーンの復帰を一日でも早く待ちわびていたファンに嬉しいプレゼントとなった。