そしていま、一人になった

吉行和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834253290
ISBN 10 : 4834253295
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
253p;19

内容詳細

父、兄、妹、そして母・あぐりへ。女優・吉行和子がいま明かす、あふれる想い。

目次 : はじめに そしていま、私は一人になった/ 第1章 母・あぐり、百七歳の静かな旅立ち/ 第2章 私にとっての吉行家/ 第3章 劇団民藝からはじまった女優人生/ 第4章 兄・淳之介、妹・理恵との日々/ 第5章 人生の残り時間を楽しむ

【著者紹介】
吉行和子 : 1935年東京生まれ。女優。父は作家・吉行エイスケ、母は美容師・吉行あぐり、兄は作家・吉行淳之介、妹は詩人/作家・吉行理恵。女子学院高等学校を卒業。在学中に劇団民藝付属の研究所に入り、1957年舞台「アンネの日記」でデビュー。59年映画「にあんちゃん」などで毎日映画コンクール女優助演賞、79年映画「愛の亡霊」、2014年「東京家族」で日本アカデミー賞優秀主演女優賞。02年映画「折り梅」、「百合祭」で毎日映画コンクール田中絹代賞。その他テレビ、映画、舞台の出演作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アコ さん

    著者5冊め。4歳で父を亡くし、兄と妹に先立たれ、2015年に母が107歳で他界。母の三回忌を終えて綴る自身と家族の歴史。/5冊めなので既読エピソードもあったけど、過去作にほぼなかった妹・理恵さんの話が興味深かった。仰々しさとは無縁の淡々としたトーンが著者らしい。(著名な兄や母を語るときも同様)/劇団民藝時代の恩師・宇野重吉氏から言われた一生忘れない言葉「思えば出る」が印象に残る。/山田洋次作品(『東京家族』など)も気になる。Prime Videoにあったから観てみたい。

  • 青木 蓮友 さん

    あぐりさんと和子さん母娘の写真が、特にレンゲ畑の写真が衝撃的に可愛らしくて、思わず「わあん」と言ってしまいました。吉行和子さんのさっぱりとした語り口、とっても素敵。平熱で、どこか他人事で。エイスケさん、あぐりさん、淳之介さん、理恵さん、義父義妹に至るまで、冷静に淡々と語られて。ただ理恵さんを語るところに熱を持った生傷というか後悔の気配が。義父が自分の娘にだけ毛布を掛けてやるのをひっそり目撃した和子さんの感受性、その描写、誰にも言わないけれど鮮明という視線の強さ、凄みに圧倒されました。格好いい。痺れます。

  • チェアー さん

    お母さんの話より、妹の吉行理恵が閉じこもって文章を書いていたこととか、兄の淳之介とあまり触れ合えなかったこととか、そちらのほうに惹かれる。特に理恵については亡くなる間際の場面はつらい。全体の根っこに寂しさがあるのだけど、一方でもうすぐ会えるという喜びも感じられて。

  • hoco さん

    女優が書く文章が好きだ。数え切れないほどの他人の人生を表現してきた彼女らは、世の中のすべてと距離をとって生きる観察者である、と感じられる。観察の目は自分自身にさえ向けられる。その距離感がとても心地よい。「すべての家族は変態的」と言ったのは江國香織だった。どの家族も変態的で特別なのだ。葛藤があっただろう。それらを昇華できるのは、長生きがもたらす幸福かもしれない。生きることに勇気がわく一冊である。

  • 小豆姫 さん

    兄の淳之介さん、妹の理恵さん、母あぐりさんを見送って、そして自分の残り時間への思い… 吉行さんの人生を知るほどタイトルがじんっと沁みる。それでいて、さらりっと軽やかでしなやか。私も年老いた母と二人旅がしたかったな。

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吉行和子

1935年東京生まれ。女優。父は作家・吉行エイスケ、母は美容師・吉行あぐり、兄は作家・吉行淳之介、妹は詩人/作家・吉行理恵。女子学院高等学校を卒業。在学中に劇団民藝付属の研究所に入り、1957年舞台「アンネの日記」でデビュー。59年映画「にあんちゃん」などで毎日映画コンクール女優助演賞、79年映画「

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