Hi Quality CD 輸入盤

ブラームス:交響曲第3番、ワーグナー:ジークフリート牧歌、他 ハンス・クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル(1958、1949)(2CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
EPITA002
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
Hi Quality CD
その他
:
限定盤,輸入盤

商品説明


「ブラームスの3番は十分に音質が良いこの58年盤を第一に選ぶべき」(宇野功芳)
クナの超絶演奏ライヴ、音質も極上の名盤がUHQCDとなって復活!


2009年にドリームライフ(エピタフォーン・レーベル、RIPD0006)から発売されたクナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルの『ブラームス:交響曲第3番』が、契約発売先を変えてリリースされます。しかも、高品質CD「UHQCD」で! 限定発売となっておりますので、この機会にお早めにお求めください。
 旧CDは2009年の発売当時「レコード芸術」4月号の新譜月評で宇野功芳氏から以下のように推薦を受けるなど、その録音ともども大きな評判を集めました。

「まず《ジークフリート牧歌》について書きたい。この曲には62年のミュンヘンでのスタジオ録音があるが、それに負けない感動をおぼえたからだ。曲の美しさと魅力が豊かに迫って来て、あふれる歌はミュンヘン盤にはないものである。・・・ブラームスの第3番には50年のベルリン盤があり、巨大な凄絶さではやはりベストだが、音が終始割れ気味で、ずいぶん聴き辛い。表現は多少大人しくなっているが、今となっては十分に音質が良いこの58年盤を第一に選ぶべきであろう。・・・ハイドンの第88番にも62年にヘッセン盤という名演があり、これがベストであることには変わりがないが、4種のCDはどれも味わい深く、とくにこの58年盤は第2位だ。・・・(《死と変容》は)主部もすばらしい。どんな錯綜した部分もすべての楽器が分離良く聴こえ、意味を持ち、楽器の抉りは生々しさのかぎり、力奏ではあるが決してうるさくならないのはさすがだと思う。トロンボーンの凄みは言語に絶し、クライマックスは阿鼻叫喚、コーダのヴァイオリンは艶麗。クナの名演の一つだ」

【お断り】
旧CDに収録されていた『ジークフリート牧歌』は調査の結果、EAS(電気的ステレオ化)録音ということが判明しましたので、キング関口台スタジオでのリマスタリングで、オリジナルのモノラル録音に戻しています。(販売元情報)

【収録情報】
1. ハイドン:交響曲第88番ト長調 Hob.I:88
2. R.シュトラウス:交響詩『死と変容(浄化)』 Op.24
3. ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
4. ワーグナー:ジークフリート牧歌


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)

 録音時期:1958年11月8,9日(1-3) 1949年8月30日(4)
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール(1-3) ザルツブルク祝祭劇場(4)
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)

 限定発売
 国内製造品
 日本語帯・解説付

【Epitagraph(エピタグラフ)】
歴史的価値ある音源の発掘・蒐集・復刻を目的に2019年に立ち上げた国内の自主制作レーベル。旧エピタフォーン・レーベル。(販売元情報)

収録曲   

  • 01. 交響曲 第88番 ト長調
  • 02. 死と変容
  • 03. 交響曲 第3番 ヘ長調
  • 04. ジークフリート牧歌

総合評価

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このウィーンpoとの演奏は、阿吽の呼吸によ...

投稿日:2010/11/23 (火)

このウィーンpoとの演奏は、阿吽の呼吸による揺るぎない巨大な表現。円熟の極みにあった同楽団の特徴を前面に出し、ゆったりとしたテンポの中で心行くまで纏綿と謳い上げるヴァイオリンが人の声のように濃厚で温かい表情は面目躍如でマイクの位置のせいか、この録音はそれを良く捉えている。金管楽器の阿鼻叫喚な強奏、木管楽器の柔らかくまろやかで包み込まれるような音色などクナッパーツブッシュのスタイルを踏襲しつつ楽団もやりたいことをはみ出さんばかりに目一杯やっている感があり、相性の良さが伺える。この音楽に身を委ねじっくりと味わえれば深く堪能出来る演奏だ。1949年のステレオ録音による十八番であるワーグナーはやや狭いダイナミックレンジこそ惜しまれるが、奥行きのある臨場感はかなり得られており情報量は多く「こんなものが残っていたのか!」と悦びを禁じえない。ミュンヘンフィルとの1963年スタジオ/ステレオ演奏と比べても各奏者の得も言われぬロマンティシズムが当時のウィーンpoならではのもので、濃厚さが際立っている。

no music no life さん | 奈良県 | 不明

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クナパーツブッシュはワーグナーを得意とす...

投稿日:2010/01/06 (水)

クナパーツブッシュはワーグナーを得意とする巨匠であるが、他の作曲家の少なからぬ曲についても好んで指揮を行った。本盤は、そうしたクナッパーツブッシュの得意とした曲を集めた好企画である。ハイドンの第88は、正に鈍行列車のようなテンポであり、第1楽章など止まってしまいそうな印象を受けるが、その濃厚な味わいは何とも言えない魅力だ。第2楽章のむせ返るような抒情も極上の美しさであるし、終楽章の踏みしめるような巨像の行進もスケール雄大だ。死と変容は、めまぐるしく曲想が変化する曲を堂々たるインテンポで一貫しているのが凄いが、死の音楽が開始される際のティンパニの一撃はどの演奏よりも凄まじい迫力だ。終結部の天上の音楽の美しさも出色のものであり、こうした何とも言えない音楽の構えの大きさはクナッパーツブッシュの真骨頂と言えるだろう。ブラームスの第3は、様々なオーケストラと名演を遺しているが、このウィーン・フィル盤も素晴らしい。第1楽章の迫力も度肝を抜くのに十分であるし、第2楽章や第3楽章の溢れんばかりのロマンティシズムの美しさには、もはや表現する言葉が追いつかない。終楽章のゆったりとしたテンポによる迫力満点の演奏は、第3をブラームスの英雄と称された理由が実にわかるような壮大さだ。ジークフリート牧歌は、ワーグナーを得意とした巨匠ならではの深沈たる何とも言えない味の濃さが魅力の名演だ。録音は、もう少し鮮明であればと思うが、クナッパーツブッシュの巨大な芸術を味わうには、これでも十分であると考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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素晴らしい録音のクオリティを感じる。VPO...

投稿日:2009/09/08 (火)

素晴らしい録音のクオリティを感じる。VPOの演奏の呼吸がこれほど鮮明に伝わってくる記録は滅多にない、希有の傑作CD。58年のクナー特有の息の長い一音一音を確かめながら奏でる、巨大な失速寸前の臥薪嘗胆的な演奏だが、クナーの戦友偉大なるVPOの諸氏が必死に持ち応堪える様を、フェラインザールの最前列、あたかもクナーのすぐ近くで聞いているような迫力がある。驚くべきはザルツブルグの49年のステレオ録音の解像度とその美しい演奏で、当日のブルックナー7番のステレオ録音の存在と、再評価の期待は極めて高くなった。

黒熊怪 さん | 兵庫県 | 不明

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