遙かなる城沼 小学館文庫

安住洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094065954
ISBN 10 : 4094065954
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
315p;15

内容詳細

館林藩士である村瀬家の長男惣一郎は、秀才の弟、剣の才を持つ妹と塾や道場に通うのが苦痛になっていた。兄としてふがいない思いになるのだ。父は「頭が良い者だけが優れているわけではない。人は良い心がけで成長していくものではないか」と話してくれた。惣一郎の成長とともに、周りではさまざまな出来事が起きる。友の離反、父の病、筆頭家老の殺害、館林から浜田への国替え―。歳月を経ても、思い出すのは故郷・城沼の風景だった。風が渡り煌めく湖面、咲き誇る躑躅。そして昔の友から悲痛な叫びをあげる手紙が届く。人の絆の大切さを描いた青春時代小説。

【著者紹介】
安住洋子 : 兵庫県尼崎市生まれ。大阪府枚方市で育つ。1999年、「しずり雪」が第三回長塚節文学賞短編小説部門大賞を受賞し、『しずり雪』(小社刊)でデビュー。書評家の絶賛を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひさか さん

    2014年9月小学館刊。書下ろし。加筆修正して2019年1月小学館文庫化。村瀬家の家族達と群馬の館林のお話。藩内の対立や国替えの事件があるものの、地味な展開だが、人々をしっかり書いてあって、読み応えあります。登場人物達の会話が面白く楽しい。ラスト付近の国替えも非常に興味深い展開でした。

  • Y.yamabuki さん

    館林藩の下級武士の長男惣一郎の成長物語。城沼とは彼が塾や道場の行き帰りに友と通る場所。住職から 心の中にいる青龍を育てれば、この沼にいる青龍にも会えると言われる。そのことを胸に精進する。秀才である弟に対する屈託を乗り越え、友との友情も貫く 気持ちのいいストーリー。レビューがなく、余り読まれていないのがとても残念。

  • まめの助 さん

    ★★★☆☆武家の男の子が色々経験し成長していくお話。友情、家族の絆、父の秘密、御家騒動、お役目など盛り沢山。人として大切な事を子供たちに伝えた父親のありかたが素敵だし、主人公の感性も瑞々しくて爽やかだった。

  • ぺしみち さん

    妹がめちゃ強い、ビビった。

  • ともも さん

    舞台は館林。若き藩士達の成長と友情を描く。仲良し三人の歩く城沼の風景が美しい。館林を訪ねたことはないのに郷愁に駆られてしまった。いつの日か、躑躅の季節に行ってみようと思う。解説は立川談四楼師匠。

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安住洋子

兵庫県尼崎市生まれ。大阪府枚方市で育つ。1999年、「しずり雪」が第三回長塚節文学賞短編小説部門大賞を受賞し、『しずり雪』(小社刊)でデビュー。書評家の絶賛を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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