過ぎ去りし世界 ハヤカワ・ミステリ文庫

デニス・ルヘイン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784151744075
ISBN 10 : 415174407X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
432p;16

内容詳細

1942年、フロリダ州タンパ。一度は裏社会のトップにまで上り詰めながらも、抗争で妻を失い、ギャング稼業から足を洗ったジョー。実業家として、また男手一つで息子を育てる父親として、日々を過ごしていた。あるとき、自分の命を狙う者がいるという噂を耳にする。生き延びるためには真相を明らかにせねば。再び裏の世界に身を投じる彼の運命は…『運命の日』『夜に生きる』に続く、三部作堂々の完結篇。

【著者紹介】
デニス・ルヘイン : アメリカ、マサチューセッツ州ドーチェスター生まれ。1994年のデビュー作でシェイマス賞最優秀新人賞を受賞。2001年の『ミスティック・リバー』はクリント・イーストウッド監督、2003年の『シャッター・アイランド』はマーティン・スコセッシ監督によって映画化されている。『過ぎ去りし世界』は、2008年発表の『運命の日』、またアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞を受賞し、ベン・アフレック監督・主演で映画化された2012年の『夜に生きる』(以上ハヤカワ・ミステリ文庫)の続篇にあたり、三部作の完結篇

加賀山卓朗 : 1962年生、東京大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • つねじろう さん

    映画で観た「夜に生きる」が思いのほか良かったから。禁酒時代様々な抗争の中のし上がって来た主人公のジョー。最愛の妻を失い裏稼業は仲間に譲り今は実業家として表向きは堅気の生活。その彼を狙う暗殺計画があるという。誰が狙うのか?何故狙われるのか?そういうミステリ風味も効かせながら物語は次第に不穏な方向へ傾いて行く。彼の世界の平穏が如何に脆く裏切りや欺きに溢れている事か。この辺の語口が上手い。己が権勢欲を躊躇なく潔いまでに追い求めるギャング達の姿に人間の業の深さや愚かさを感じながらもそこに惹かれる自分がいたりする。

  • Satoshi さん

    ボストンから始まったコグリン家の物語はフロリダのタンパで結末となる。友情と裏切り、そして破滅へ向かう壮大なギャングの物語は映画Once upon a time in Americaを見たときのような気分になる。パトリック&アンジーシリーズもそうだが、ルへインは主人公に容赦がない。

  • YOMIPITO さん

    ラストが映像的で、三部作の中で一番ルヘインぽかった。 次作があるとしたら、異母兄弟と殺し屋の息子の三人の話で時代はベトナム戦争頃かな。

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デニス・ルヘイン

アメリカ、マサチューセッツ州ドーチェスター生まれ。1994年のデビュー作でシェイマス賞最優秀新人賞を受賞。2001年の『ミスティック・リバー』はクリント・イーストウッド監督、2003年の『シャッター・アイランド』はマーティン・スコセッシ監督によって映画化されている。『過ぎ去りし世界』は、2008年発

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