合唱と溶け合う楽器が効果大。美しい現代曲
打楽器と合唱という珍しい編成も登場するアルバム。と言っても使われているのはマリンバやヴィブラフォン。しかも弓奏により柔らかな音が伸ばされ、合唱と対立するのではなく溶け合う効果を上げていて美しいです。弦楽器と合唱による作品も声のヴェールの中、弦のメロディがゆっくりと歌われて、ゆったり緩やかな時間感覚に浸れます。『インモータル・バッハ』はバッハのコラールがまずそのまま出てきて、その変奏(変容?)のような永遠性のあるハーモニーが続きます。(輸入元情報)
【収録情報】
● ヴォルフラム・ブッヘンベルク[1962-]:O Nata Lux(8声の混声合唱とヴィブラフォン)
● アンナ・イグナトヴィチ[1968-]:マリンバのためのトッカータ
● トビアス・PM・シュナイト[1963-]:… Wie die Zeit vergeht…(合唱、ヴィオラと打楽器)
● エリクス・エセンヴァルズ[1977-]:楽園にて(8声の混声合唱、ヴィオラとチェロ)
● シモーネ・ルビーノ[1993-]:マリンバのためのコラール
● クヌート・ニーステッド[1915-2014]:インモータル・バッハ(バッハ:『来たれ、甘き死よ』に基づく。4声の混声合唱とマリンバ)
アウディ・ユーゲントコーラスアカデミー
シモーネ・ルビーノ(打楽器)
カテリーナ・ジャンニツィオーティ(チェロ)
ケルヴィン・ホーソーン(ヴィオラ)
マルティン・ステイドラー(指揮)
録音時期:2017年11月
録音方式:ステレオ(デジタル)