底ぬけビンボー暮らし 講談社文芸文庫

松下竜一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065129289
ISBN 10 : 4065129281
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
追加情報
:
320p;16

内容詳細

著作は売れず、生活は綱渡り。一番大事なのは、夕方の妻との散歩。季節の移ろいを全身で感じ、風物を味わい、河口に集まるカモメたちに餌をやる。子供たちや仲の良い友人たちとの時間も楽しみだ。安上がりだが、満ち足りた幸福な暮らし。現代にこそ読まれるべき、心にしみいる随筆集。

目次 : 満二十周年記念の日/ 泣いていました/ 大きな買物/ 本が生き残りました!/ “障害”をのりこえる愛/ 今年はまた一段とハラハラ…/ 巣立ちのとき/ 結構な御身分ですねえ/ ヒューマンな顔を/ 真夜中のホテルで〔ほか〕

【著者紹介】
松下竜一 : 1937・2・15〜2004・6・17。作家、市民運動家。大分県生まれ。母親の急死により父親を手伝うため、大学進学を諦め家業の豆腐屋を継ぐ。20代半ばより作歌を始め朝日歌壇にしばしば入選。1969年、『豆腐屋の四季 ある青春の記録』を公刊、TVドラマ化されベストセラーになる。70年、豆腐屋を廃業し、ペン一本での生活を決意する。72年、『風成の女たち ある漁村の闘い』刊行をきっかけに上野英信を師と仰ぐこととなる。また、同年から「環境権」を掲げ豊前火力発電所建設反対運動に取り組み、敗訴するも31年にわたりミニコミ誌「草の根通信」を発行(380号で終刊)、全国の市民運動家に交流の場を提供する。『ルイズ 父に貰いし名は』(講談社ノンフィクション賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • qoop さん

    環境問題に邁進した著者が、自身の生活をユーモラスに自然体で綴ったエッセイ集。気概に満ちていながら気負わない姿は、個人的に70〜80年代左派運動に携わる理想型にも見える。翻って現在、著者を模して模範になるとは思えない。改めて考えると、運動に携わるロールモデルは更新されていると言えるのだろうか。外面だけの装いではないのか。この気持ちを再考したい。

  • クリフトン さん

    自身を「松下センセ」と書くのは妙だと思いつつ 奥さまの素晴らしさに圧倒される でもそれは「並はずれた愛情で洋子さんをがんじがらめに縛っていることに気づいてない」のかも知れない 「市場の中まで舞い込んできて魚をねらう」魚屋の敵でもあるカモメに 食パンを与え憶えてくれていないなら止めようかと悩む… 「ビンボー」と引き換えにした少し昔には当たり前だったものが此処にはまだあるようだ

  • りい さん

    夫婦の仲睦まじさから温かいものを感じた。特に奥さんがとても楽観的ないい人。こんな人になりたい。 お金は大切なものだけどそれが全てではない。よく言われる言葉だけど「清貧」という言葉に惹かれており「貧乏」には興味がないと書かれていたのがぐさっときた。

  • go さん

    佐高信さんが自著で触れていた作家。予想以上に面白かった。 決してくさったり悲観したりしない、周りへの優しい眼差し。

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松下竜一

1937・2・15〜2004・6・17。作家、市民運動家。大分県生まれ。母親の急死により父親を手伝うため、大学進学を諦め家業の豆腐屋を継ぐ。20代半ばより作歌を始め朝日歌壇にしばしば入選。1969年、『豆腐屋の四季 ある青春の記録』を公刊、TVドラマ化されベストセラーになる。70年、豆腐屋を廃業し、

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