精講 漢文 ちくま学芸文庫

前野直彬

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480098689
ISBN 10 : 4480098682
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
656p;15

内容詳細

初版刊行以来、長年にわたり受験生から支持されてきた参考書を復刊。最大の特徴は、無味乾燥になりがちな文法事項をあえてまとめて解説せず、すべて例文の説明のなかにちりばめている点にある。例文は「論語」や李白・杜甫といった受験の定番から、歴史書、小説、そして日本の漢文学までを幅広くカバー。それらを読むことによって、文法の知識だけでなく中国の歴史や思想・文化をも体系的に学べるようになっている。おとなの学び直しに最適の一冊。

目次 : 第1章 漢文入門/ 第2章 歴史/ 第3章 詩文/ 第4章 小説/ 第5章 思想/ 第6章 日本の漢文学

【著者紹介】
前野直彬 : 1920‐98年。東京帝国大学文学部卒業。東京大学文学部中国文学科教授、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    最近漢文関連の本や参考書などを読み直しているのですが、本当に精講という題名がぴったりの感じです。高校生用大学入試向けの参考書なのでしょうが今のレベルよりもはるかに高い気がします。最近は英語一色になっている感じがしますが、このような本で少し漢文を勉強するのも隣国を知るのに役立つと思うのですが。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    通釈、解説で興味をもったものを書き下し文、語釈にあたる。練習問題も巻末に一括して解答あり。伏義、女媧、神農をあわせて「三皇」と呼ぶ(098頁)。一人の老人がいて、歌うことには、日が出るとしごとにかかり 日が沈んでから休む 井戸を掘って水を飲み 他をたがやして食物を得る (こんな平和な生活をしているのだから)天子の力など、われわれにとってなんの関係があろうぞ(103頁)。太宗は言った。「いつも、わがままでぜいたくな気持ちが富貴の身分から発生し、世の乱れが気のゆるみから発生することを恐れている」(128頁)。

  • さとうしん さん

    漢文の受験用参考書だが、漢文の便覧の合間に漢文の例文を読んでいるという感じ。解説は中国の歴史、詩文の形式、文学、思想、日本での漢文学とかなり幅広い。例文は漢文の教科書や入試問題に採られていそうなものが中心だが、折角明清の小説を話題にしているのだから、『水滸伝』の一節を無理に訓読してみせるというようなお遊びがあってもよかったかもしれない。

  • kenitirokikuti さん

    しばらく吉川幸次郎とか京大系のひとの漢詩本を読んでたが、やはり詩史がカバーしがたい領域も広いわけで、もう少し基礎的なカテゴリに移ってみた▲音と訓について。歴史的な経緯にのり仏教語は呉音が多いのだが、儒教関係は勅令通り漢音に直されている(そういえば、隋の煬帝(ようだい)の「帝(テイ)」はなぜ呉音の「タイ」なのか、って問題もあったなぁ)。そういうわけで、キリスト教関係のことばも呉音にしないはずなのだが、「悪霊(あくれい)」とかは馴染んでない。

  • 結城 さん

    1966年に刊行された参考書。最近の参考書とは違い、読み物としても楽しめる内容になっている。今回は問題部分を飛ばして本文のみを読んだ。本文では、漢字の分類から中国の歴史、ひいては日本における漢文の受容史まで、漢文読解にまつわる周辺知識が幅広く解説されている。問題部分には句形など文法的な解説が収められている。約60年前の本ながら文章は平易で、内容も整理されており非常に読みやすかった。ただ、文章自体の面白さは序文の「この本の使いかた」がピーク。序文が面白すぎたからその調子で駆け抜けてほしかった感はある。

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前野直彬

1920‐98年。東京帝国大学文学部卒業。東京大学文学部中国文学科教授、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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