新にっぽん奥地紀行 イザベラ・バードを鉄道でゆく

芦原伸

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784635820585
ISBN 10 : 4635820580
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
316p;19

内容詳細

明治日本の最果てを歩いた英国淑女。

目次 : 横浜―日本の青春時代に思いをはせる/ 東京―攘夷の嵐と首都のきらめき/ 日光―妖精のいる美しい宿で/ 会津―日本は“おとぎの国”ではなかった/ 大内宿―バード、奥会津の宿場町をゆく/ 新潟―水の都で出会った伝道師たち/ 置賜―実り豊かな東洋のアルカディア/ 上山―温泉・城下町で長旅の疲れを癒やす/ 秋田―明るく陽気な風景と祭りの賑わい/ 大館―船の事故にも動じなかった鋼の淑女〔ほか〕

【著者紹介】
芦原伸 : 1946年生まれ。ノンフィクション作家、紀行作家。北海道大学文学部卒。日本ペンクラブ、日本文藝家協会、日本旅行作家協会会員、株式会社天夢人Temjin相談役。元『旅と鉄道』統括編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まーくん さん

    あの有名な『日本奥地紀行』でイザベラ・バードが踏破した旅程を140年後の現在、鉄道で辿る。車窓を眺め、著者の解説を聞きながら旅している気分になる。この名紀行は昔、高梨健吉訳版で読んだが、本書でその旅の背景をいろいろ知ることができた。バードは明治11年来日、横浜・東京から日光を経て、外国人概ね未踏の東北内陸部に足を踏み入れ、北海道までを旅した。当時の日本の姿に辛口の愚痴が多かった中、わが故郷、久保田(秋田市)に対しては大変良い評価で単純に嬉しかったが、本書によると珍しくビフテキが食えたかららしい。

  • yyrn さん

    イザベラ・バードが『日本奥地紀行』で書いている、ふんどし&腰巻だけの裸同然で働いている臭くてノミ・シラミ、皮膚病だらけの、非文明的で貧相な日本人の老若男女の姿と、たとえば藤沢周平が描きだす江戸時代の海坂藩の人々が、どうしても重ならないのだが、結局、白土三平が『カムイ伝』などで描いた穢多・非人(えた・ひにん)や山奥の最貧農家の人々は、当時としても無視された存在だったのだろうか?それを忖度しないバードがありのままを描いたということなのか?ひょっとして映画『七人の侍』の貧しい農村や街道沿いの薄汚い宿場の状況に⇒

  • マッピー さん

    明治11年。少し地方にいけば、まだ江戸時代が残っていた頃、イギリス人女性がたった一人で日本の奥地(東北・北海道)を旅する。それも47歳という年齢で!この本で気づかされたのは通訳兼ガイドの伊藤が「アイヌに丁寧な態度をとは!人間じゃなく犬にすぎないのに」と言ってもとりあわず、熱心にアイヌ語も勉強してその文化を称賛したこと。それは、当時アイヌはコーカソイド(白人)と思われていたから。バードに日本行きを勧めたのは、進化論で有名なダーウィンだった。強者が弱者を駆逐する過程を、バードは見たかったのかもしれない。

  • 鯖 さん

    イザベラ・バードとガイドのイトウさんの旅路を鉄路でたどる旅。たくあんはスカンクの匂い。ラフカディオハーンと比べるところで、ハーンは多神教のギリシャ人でバードはキリスト教伝道師の娘といってたのでなるほどな〜と。人々の物珍しいものを不躾に見る眼から解放されて、蝦夷地でアイヌの人々と触れ合う描写が印象的だった。「アイヌの顔はキリストのそれに似ている」アイヌの首長は3人まで妻を娶れる一夫多妻制。…それはあかんて。

  • やっちゃん さん

    ツーリングマップル片手に読む。鉄道かよそこは歩いてよとも思ったが鉄道視点も悪くなかった。原作の解説本としても面白くより深く明治の日本を楽しめた。「ガイジンだー!」と村民に囲まれてるイザベラを想像して笑ってしまう。

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人物・団体紹介

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芦原伸

1946(昭和21)年生まれ。名古屋市育ち。北海道大学文学部卒。紀行作家、ノンフィクション作家。週刊誌、月刊誌の編集記者を経て独立。1979(昭和54)年、企画創作集団「グループ・ルパン」を創設、2007年(平成19)年、出版社「天夢人Temjin」を設立。『旅と鉄道』『SINRA』の編集長を歴任す

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