ハレルヤ

保坂和志

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103982081
ISBN 10 : 410398208X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
追加情報
:
173p;20

内容詳細

片目の猫、花ちゃんが、18年と8ヵ月かけて教えてくれたこと。心を揺さぶる四つの短篇。川端康成文学賞第44回受賞作「こことよそ」収録。

【著者紹介】
保坂和志 : 1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、97年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞、18年、『ハレルヤ』所収の「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • pohcho さん

    四編の短編集。猫の花ちゃんを描いた表題作と最後の話が素晴らしかった。もともと片目しかなかった花ちゃんは、十六歳七ヶ月で目が見えなくなって、十七歳一ヶ月でリンパ腫がわかり、医師から十日から二週間の命と宣告され、その後奇跡のような出来事が起こり、十八歳八ヶ月まで生き続ける。 保坂さんの愛と花ちゃんの命の輝きが溢れ出てくるような文章で、とても心を揺さぶらた。

  • けんさん さん

    『ただ、心の感じるがままに綴られたエッセイ小説』 この本の第一印象:えっ、エッセイ?著者は、エッセイか私小説かと問う事自体意味がないと言う。また、言葉は人間を不自由にさせるものだとも言う。筆者が日常感じたことを、そのまま感じ取る。そんな読み方で、楽しみ倍増!

  • 踊る猫 さん

    私は猫を飼ったことがない。だからなのだろうか、保坂の死生観をどうしても理解出来ない。死んだあとでも世界はある。だから死は終わりではない――ここに飛躍があるように思うのだ。それが私の読者としての限界なのだろう。世界はいよいよ深まりを感じさせ、しかしポップ・カルチャーにも目配りを効かせてこちらを読ませるキャッチーなものに仕上げていると思う。ただ、やはり保坂は長編向きの作家なのかもしれない。このダラダラした(褒めてます)喋りと理屈で千枚くらい書き連ねられた、プルーストなみの巨編を読んでみたい。そう考えさせられた

  • 信兵衛 さん

    花ちゃんと夫婦、飼い主とペットという関係ではなく、対等な関係。 お互いに信頼し合える愛情がそこにる、という気がするなぁ。

  • パピコ さん

    芥川賞とか谷崎潤一郎賞・川端康成賞を取ってる方だと読んでから知った。片目の猫 花ちゃんの出会いと死。そこからの湧き出た記憶や感情を、書き留めた・書き殴ったという本だ。「言葉を使うから愚図になるにゃりよ」と花ちゃん。「心に感じたままを言葉にするのは難しい。人は心に過る感触に言葉を与えようとして、感触をだいぶ薄めたり・・」本当にそうだなと思った。それでも今ある感情を一生懸命言葉で表そうとしている。うん、なんか伝わって来るわよ。

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保坂和志

1956(昭和31)年生れ。’90(平成2)年、『プレーンソング』でデビュー。’93年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、’95年『この人の閾(いき)』で芥川賞、’97年『季節の記憶』で谷崎潤一郎賞、2013年『未明の闘争』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです

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