凡人の怪談 不思議がひょんと現れて

工藤美代子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120050978
ISBN 10 : 4120050971
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
追加情報
:
244p;20

内容詳細

『婦人公論』好評連載。大人気のお化けエッセイ。

目次 : クローゼットの骨壺/ コタカさんの霊感/ 学校の怪談/ 寝言に返事はいりません/ お詫びのエルメス/ 幽霊付きの物件/ 霞む瞳に見えたものは/ エステ地獄巡りの顛末/ 街に流れる噂って/ ただ今、お化けは休暇中です/ 古いロケットの秘密/ 大阪万博で見た赤いコートの女性/ 自分の言葉がときどき怖い/ 占い師の言葉は信じましょう/ 長良川の長良君の行方/ ヘアメイク時間のお喋り/ 私の前世は何だろう その1/ 私の前世は何だろう その2/ 縁起の悪いものが集まる館/ 背中に乗っかった悪魔さん/ ソウルへのプチ家出 その1/ ソウルへのプチ家出 その2/ あの世の人たちのタイムテーブル/ 寅さんの片思い/ ナイトクラブの控え室にあった血痕/ テレビ局に住み着くのは誰? その1/ テレビ局に住み着くのは誰? その2/ デコレーションカッターと美女/ 卒塔婆が私を呼んだのよ/ 父から聞いたいくつかの怪談 その1/ 父から聞いたいくつかの怪談 その2/ 変わらないあの街の風景/ フランセの壁画に描かれた少女/ 幽霊だって無視される/ 事件?事故?それとも殺人? その1/ 事件?事故?それとも殺人? その2/ 幽霊はワインを飲むのだろうか?/ ディズニーランドへ行ったのは誰?/ あの世からの電話回線/ 幽霊付きマンション騒動記 その1/ 幽霊付きマンション騒動記 その2/ 常磐新平さんが見た幽霊/ 心霊写真の思い出

【著者紹介】
工藤美代子 : 1950年東京生まれ。73年カナダに移住。92年に帰国。『工藤写真館の昭和』で講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nuit@積読消化中 さん

    【日本の夏は、やっぱり怪談〈其の三・和洋折衷〉】参加本です!なんだかほっこりさせられる不思議な出来事をつづられた工藤さんのエッセイというのか日記というのか…読んでいて飽きなかった。特に亡くなったお父様やお母様、お手伝いさんのことについてのお話については愛が感じられるのが分かる。そんな共感できる歳に自分もなったんだなぁとシミジミ。そういえば、過去の数冊も積読しっぱなしで読んでいなかったので、これを機会に読んでみよう。

  • ままこ さん

    不思議な話やゾッとする話のエッセイ。淡々とした文章で怖さは控えめ。「デコレーションカッターと美女」なんか色んな意味で凄かった…。なんかいる感じの表紙のイラストが怖い。

  • ででんでん さん

    前に読んだ「ノンフィクション作家だってお化けは怖い」の中の工藤さんの仕事場の話が怖かった。今回はそこまでゾクッとするものはなかったが、ひとつひとつをさらっとあっけらかんと書いておられるからで、じっくり考えたら恐ろしい話ばかりかもしれない。印象に残ったのは、工藤さん夫妻の家の窓から見える家のベランダ❓で洗濯物を干す美女の話。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    この作者の話を読んでいると「今までよく、無事でいられたな・・・」と思うような話もあるので心臓に悪い・・・。特に怖かったのは「ナイトクラブの控え室にあった血痕」。それを読み終えた途端、お腹の底が一気にヒュッと空っぽになったように感じ、手のベタっとした感覚と鉄錆の匂いを想像してしまった。これ、ナイトクラブで鼻の下を伸ばしてご満悦だった男性陣には絶対に分からない怖さだと思います。そして明らかにヤバい物件で悪化した喉を医者やお祓いしてくれる所に行くのでもなく、リペアショットで治す作者の豪胆さに一番、度肝を抜かれた

  • ゆみきーにゃ さん

    《図書館》久しぶりの工藤さん。相変わらずのほほ〜んと暮らしているようで、実は色々体験されていて面白い。工藤さんの本は読みやすくてあっとゆう間に読み終わってしまうのが残念。

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