刑事花房京子 完全犯罪の死角

香納諒一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334912260
ISBN 10 : 4334912265
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
265p;19

内容詳細

沢渡留理は亡き父親から引き継いだ会社“沢渡家具”を守ろうと必死だった。そのためには、志を異にする兄・要次と、その愛人でもある秘書の福田麻衣子を排除するしかない。留理は綿密に計画を練り、痴情のもつれを装ってふたりを殺した。偽装工作は完璧だったはずなのに、翌朝、家政婦から、家に強盗が入り、その強盗に兄が殺されたようだという連絡を受ける。いったい何が…。想定外の出来事に混乱しつつ現場に戻った留理は、子供のように捜査に没頭している長身の女刑事と出会った。その女は、花房京子と名乗った―。

【著者紹介】
香納諒一 : 1963年神奈川県生まれ。’91年「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞しデビュー。’99年『幻の女』で第52回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    久しぶりの香納さん。帯に「刑事コロンボ」に連なる倒叙ミステリーとあるが・・確かにそんな感じ。最初から怪しいと・・そうかぁ・・だが、最後はちょっと違うような・・おんな刑事に女の犯人。こんな甘さは必要ないような気がしたのは私だけかな?サクサクと読了。

  • タイ子 さん

    女性刑事がまた新しく誕生(って、シリーズ化されるのか?)先に犯人、犯罪方法がわかって始まる倒叙ミステリ。福家警部補のような短編かと思いきや長編でした。有名な家具店の兄と愛人の秘書が殺された。犯人は妹。そこで登場するのが「のっぽのバンビ」と言われる女性刑事花房京子。鋭い観察眼と推理力でじわじわと犯人を追い詰めていく。ま、これは名刑事には誰しも当てはまる人物像ではあるけど。殺人の動機や方法が特に目新しいものでもなく、斬新さには欠けるが疚しい気持ちを持つ者にとってはこの刑事に追い詰められたら逃げられないだろうな

  • Taka さん

    久々の香納さん作品。刑事物は抜群だが、犯人が追い詰められていく過程が切ない。ボリューム的にも内容的にもやや軽めの作品といったところかな。

  • きさらぎ さん

    完全犯罪と思われた事件をバンビのように動き回る刑事京子が解き明かす。最初から犯罪がどのように行われたのか犯人である留理側から話が進んでいくので、おのずと留理に肩入れしてしまう。異母兄との争いや会社の先行きを考えて張りつめた生活の中で、ゴタゴタがない幼少期を知っている運転手中嶋の誠実な態度は、今の真っ黒な自分を浄化してくれる。手放しで自分を信用してくれ温かな愛情をそそいでくれる人がいることにもっと早く気づいていたら事を起こさずにいられたのかもしれない。悲しむ人の顔が思い浮かべられる人はきっとやり直せるはず。

  • fuku3 さん

    2022.6.25読了。香納諒一氏初読み。倒叙ミステリ大好き!犯人目線で犯行を描き事件発生後は刑事目線で物語が進む!ここで一番大事なポイントはこの刑事の独特な魅力が重要になって来る!花房京子刑事は30代前半で175pの痩躯で女性にしては大股で歩き無邪気な子供の様に捜査に取組み人懐っこい笑顔を見せる!森を駆け抜けるバンビの様にノッポのバンビと渾名される!前半は中々イメージが出来ずガッキー?榮倉奈々?上野樹里?どれもしっくり来ず!後半に犯人対決の場面で杏さんで脳内変換出来ました!最新刊の続編も直ぐに読まねば!

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人物・団体紹介

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香納諒一

1963年、神奈川県生まれ。91年、「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞。99年、『幻の女』で日本推理作家協会賞を受賞。主にハードボイルド、ミステリー、警察小説のジャンルで旺盛な執筆活動をおこない、その実力を高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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