犬神の杜 よろず建物因縁帳 講談社タイガ

内藤了

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065118238
ISBN 10 : 4065118239
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

死体は全身咬み痕だらけだった。嘉見帰来山にトンネルを通す工事のさなか、事務員二人が不吉な黒犬を目撃し、相次いで不審死を遂げる。憑き物体質のOL・高沢春菜は、事件を調査中、霊峰に伝わる廃村の焼失事件と犬神の祟りについて耳にする。やがて春菜の前にも現れた黒犬。命の危機に瀕した春菜を救うための曳き屋・仙龍の秘策―それは因縁の『山』を曳くことで…!?

【著者紹介】
内藤了 : 長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • utinopoti27 さん

    長野県北部の山で施工中のトンネル工事。現場事務所に勤務する二人の女性従業員が相次いで不審な死を遂げる。建物に取り憑く因縁を祓う人気シリーズ第4作は、かつてこの地で起きた不幸な事件に纏わる「犬神の呪い」に、伝説の曳き家・仙龍以下お馴染みのメンバーが挑む。憑き物体質の高沢春奈に迫る危機を救うため、「山」を曳くとは・・。毛色の変わった設定に期待が高まるが、オープニングの禍々しさは中盤以降ややマイルドに。収束も器用にまとまりすぎた印象で、やや物足りなさを感じる。次回作はガツンとお願いしますよ、内藤さん。

  • nuit@積読消化中 さん

    あれこれあって久々の読書がこのシリーズ4作目となった。変わらずのメンバーにニンマリしつつも、今回は怖さよりも犬神の宿命とやらに悲しさを感じました。次作はミイラとな!?楽しみにしてまーす。

  • ちょろこ さん

    シリーズ第四弾、の一冊。今回はトンネル工事現場を舞台に起きた不審死が発端。怖さはさほどなく、むしろ ひたすら 犬神信仰、祟り、蠱毒、人の妬み恨みに興味を惹かれるストーリー。そして案の定、サニワの春菜の身にも危険が…。仙龍が曳くもの、そのスケールの大きさに驚くと共に「曳き屋に曳けないものはない」と言い切る仙龍に惚れ惚れ。毎回最大の見せ場の儀式は今回は物足りなさを感じたけれど、それを払拭するぐらい、納められた想い、漂う もの哀しさがたまらなかった。これは静かに手を合わせたくなる読後感。

  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    シリーズ4作目。トンネル工事の現場事務所に通っていた女性職員が相次いで事故死。だがその死体には動物のものらしき無数の噛み傷があったとも…。他人を妬み福を奪い去ろうという浅ましき念が生んだ「犬神」。今作は、愚かな祖先に苦しめられてきた一族の悲劇が、言い様の無い哀しみを誘う結末となった。「迷信に過ぎないと鼻で嗤える者は最初から悩まない。取り憑かれることもない。だが、不安を感じた瞬間に祟りや呪いは力を持つ。長く信仰してきた者ほどその呪縛から逃れることは難しい。」このシリーズの説得力あるフレーズは本当に魅力的だ。

  • ぽんすけ さん

    物悲しい話だった。犬神が一度使役したら子々孫々にまでずっと憑いて回るもんだったとは…。ご先祖の誰かがもった恨みや嫉妬の念のせいで、全然関係ない遠い子孫まで苦しまなきゃらならんというのが理不尽すぎて納得がいかない。結局狗神捨てるには自分が死ななきゃらならないとかなんなの?しかも犬神は人に嫉妬や恨みの気持ちをもったら自動発動する制御不能兵器みたいなもんだし、笠嶋さんがどんな思いでずっと生きてきたのか、どんな気持ちで最初の二人が死んだことを受け止めたのかと思うとつらい。不覚にもいつものパグ男に癒されてしまった

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内藤了

2月20日生まれ。長野市出身、在住。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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