異形の維新史 草思社文庫

野口武彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794223371
ISBN 10 : 4794223374
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
追加情報
:
320p;16

内容詳細

日米修好通商条約の勅許を得るべく奔走する幕府旗本が、関白の色と欲に翻弄されてゆく悲劇「薔薇の武士」。戊辰戦争の官軍先遣隊の博徒に襲われた名家夫人の哀しい性「軍師の奥方」。岩倉使節団の船内で、士族の男が女子留学生に色事を仕掛けたとの疑惑が浮上し、伊藤博文裁判長らに裁かれる「船中裁判」など七編。「人間の欲」から幕末維新のもう一つの姿を描く傑作歴史読み物。

目次 : 薔薇の武士/ 軍師の奥方/ 犬死クラブ/ 船中裁判/ 名器伝説/ 木像流血/ 赤毛の人魚

【著者紹介】
野口武彦 : 1937年東京生まれ。作家・文芸評論家。早稲田大学文学部卒。東京大学大学院博士課程中退。神戸大学文学部教授を退官後、著述に専念する。日本大学・日本思想史専攻。73年『谷崎潤一郎論』(中央公論社)で亀井勝一郎賞、80年『江戸の歴史家―歴史という名の毒』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、86年『「源氏物語」を江戸から読む』(講談社学術文庫)で芸術選奨文部大臣賞、92年『江戸の兵学思想』(中公文庫)で和辻哲郎文化賞、2003年『幕末気分』(講談社文庫)で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • kawa さん

    明治維新に起こった割とマイナ−な事柄に題材をとったノンフィクション風小説。幕府から公家に対する賄賂の問題、赤報隊の顛末、岩倉使節団での船上裁判、廃仏毀釈の実態等々、イマジネ−ションを膨らましての作者の物語が興味深い。が、下ねた絡みの記述は、ちょっと趣味が合わなく読みが鈍るところも…。

  • KN さん

    痛いし気持ち悪いけど勉強になった

  • Mac Bune さん

    明治維新近辺に起きた実話、  岩倉使節団が米国視察の船上でのセクハラ裁判を西洋式に行った事、後に毒婦とされた高橋お伝は愛人の為に知人から金銭の見返りに体を求められたが結局金は借りられずに、逆上し相手を殺害、斬首された後に興味本位に解剖され内外性器を摘出、標本化されたという話は印象深かかった。  現在は1人を殺害しただけでは、即死刑にはならない(永山基準)ので、この変遷も興味深い。  当時は斬首刑も多く、日本のムッシュ・ド・パリの存在も興味深い。

  • ぱぴぷぺぽ さん

    *

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

野口武彦

昭和12年(1937)東京生。同31‐37年(1956‐62)早稲田大学第一文学部で政治・政党活動に専念。同37‐42年(1963‐67)東京大学文学部・人文科学系大学院で学業に専念。同43年(1968)から神戸大学文学部講師・助教授・教授、2002年定年退官、名誉教授。ハーバード大学客員研究員プリ

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品