もう「はい」としか言えない

松尾スズキ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163908588
ISBN 10 : 4163908587
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
追加情報
:
204p;20

内容詳細

映画監督&俳優の海馬五郎は妻から逃げてパリへ行く。妻より怖ろしい悪夢が待っていることを知らずに。天才・松尾スズキの最高傑作。

【著者紹介】
松尾スズキ : 1962年、福岡県出身。1988年に「大人計画」を旗揚げする。主宰として多数の作・演出・出演を務めるほか、エッセイや小説の執筆、映画監督など、その活躍は多岐にわたる。1997年、岸田國士戯曲賞受賞。2001年、ゴールデン・アロー賞演劇賞受賞。2006年、小説『クワイエットルームにようこそ』が芥川賞にノミネート。2008年、映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の脚本で、日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。2010年、小説『老人賭博』が芥川賞にノミネート。2018年、「大人計画」は三十周年を迎えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    第159回 芥川賞受賞作&候補作3作目(3/5)です。松尾 スズキは、初読です。純文学というよりも、私小説的コメディ、脚本家だけあって、文章は上手い。オススメは、芥川賞候補作で表題作の『もう「はい」としか言えない』です。芥川賞としては初々しさに欠けるのかも知れません。

  • いつでも母さん さん

    そういう仕組みの『もう「はい」としか言えない』だったのね。率直に面白かったです。でも本当にこんな賞があったら怖い。『神様ノイローゼ』も面白かった。笑いました。水泳教室のクラス分け・・海馬くんの気持ちがちょっとだけ理解できる。松尾スズキさん不思議な名前の方だなぁと初めて観た時に思いました(勿論TVでしたが)これは・・多分本当にあったことも含まれているはず。(どこがとは言わないが・・)

  • れみ さん

    妻に浮気がばれたせいで超絶束縛生活を送るなか、ある日舞い込んだ「自由人のための賞」受賞の知らせに飛びついた海馬五郎のパリ行きのお話(表題作)。何かとんでもないことが起こりそうだぞ…という予感だけはビシビシ伝わってきたけど、本当になんだかすごいことになってた…というか予想外に重いテーマ。ほか、海馬五郎の幼少期を描いた「神様ノイローゼ」。うーむ、これは…なんと言ったらよいものか…。「少年水死体事件」ってドキッとする表現で、その顛末を知ってびっくりだけど、これはこれでかなり怖い。

  • なゆ さん

    浮気がばれ妻にがんじがらめにされている海馬五郎。てっきり妻に対して「はい」としか言わせてもらえないのかと。たまたま胡散臭い賞を受賞し、妻からの制裁から一週間でも逃れたくてパリでの受賞式へと旅立つ。そこに待ち受けるワケのわからない状況と、恐るべきワークショップとは!一体どんな結末かとザワザワしたが、通訳のマイペース聖くんが、いい感じに脱力させてくれたー。併録の「神様ノイローゼ」は海馬五郎の子どもの頃の話だが、どうにも松尾スズキ氏御自身の話に思えて仕方がない。“少年水死体事件”、な。海馬の恍惚が…悲しい(笑)

  • とろとろ さん

    最初からハチャメチャな話で、浮気がバレて毎日セックスしなければならないことと、○○○賞でパリに行くということから始まる。結局、出掛けた先のパリの下町の話やショーの話だとか取り留めも無い(馬鹿馬鹿しい? )話が延々と続き、最後は賞を出した本人の自殺現場まで同行させられるというオチ。芥川賞候補2回目ということらしいが著者は脚本が本業か。脚本家が片手間に小説を書くというのはよくあるパターンだけれど、いずれも自分には合わなかったし、今回も全く何の意味かわからなかった。誰かが面白がって芥川賞に推薦したのかしら。

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