フィンランドを代表する作曲家、
カレヴィ・アホの2つの木管五重奏曲!
SACDハイブリッド盤。カレヴィ・アホは1949年、南フィンランドのフォルッサ生まれ。シベリウス・アカデミーのヴァイオリンとラウタヴァーラの作曲クラスで学び、卒業後、ベルリンの音楽舞台芸術大学でボリス・ブラッハーに師事しました。2017年までに5つのオペラ、17の交響曲、28の協奏曲、3つの室内交響曲を作曲。現代フィンランドを代表する作曲家のひとりに挙げられます。
木管五重奏曲第1番は、トゥルク・フィルハーモニックの委嘱作。「Agitato - Cantando(強い感情で激しく〜歌うように)」「Vivace, leggiero - Allegro marcato(活発に、軽く〜速く、一つひとつの音をはっきりと)」「Marziale, pesante - Furioso(行進曲風に、重く〜猛烈な勢いで)」「Andante con tristezza(歩く速度で、悲しみとともに)」の4楽章で構成。最後の楽章の一部ではプレーヤーが交代でオフ・ステージで演奏、空間の感覚と遠い「ピアニッシモ」の効果を生んでいます。
第2番は、ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団の依頼で作曲された作品です。「速く、短いフレーズで呼吸する」第1番に対し、この曲は、いくつかの長い線に沿って音楽が進み、「5人の管楽器奏者によるシンフォニー」ともいう感覚をもった作品です。「Ruhig beginnend - Bewegte (静かに始まる〜動く)」「Schnell, wild(速く、荒々しく)」「Ruhig flisend(流れるように穏やかに)」「Lebhaft(活きいきと)」。
ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団は、オーケストラ内の室内楽活動の一環として1988年に創設されました。ダンツィの木管五重奏曲とピアノと木管の五重奏曲などのアルバムをBISレーベルに録音しています。(輸入元情報)
【収録情報】
アホ:
1. 木管五重奏曲第1番(2006)
2. 木管五重奏曲第2番(2014)
ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団
ミヒャエル・ハーゼル(フルート)
アンドレアス・ヴィトマン(オーボエ)
ヴァルター・ザイファルト(クラリネット)
ファーガス・マクウィリアム(ホルン)
マリオン・ラインハルト(ファゴット)
録音時期:2014年10月(1) 2016年10月(2)
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー室内楽ホール(1) トラウムトン・スタジオ(2)
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND