芸術崇拝の思想 政教分離とヨーロッパの新しい神

松宮秀治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560096383
ISBN 10 : 4560096384
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
300p;20

内容詳細

芸術はいかにして“神”となったのか。宗教に代わる新しい支配原理となっていった芸術の思想を、民族、歴史、文化などの問題とからめて論じていく。

目次 : 序章 芸術家伝説/ 第1章 芸術の価値とは何か/ 第2章 革命思想としての啓蒙主義/ 第3章 芸術神学の誕生/ 第4章 「民族」「歴史」との一体化/ 第5章 制度化された芸術/ 終章 芸術崇拝の行方

【著者紹介】
松宮秀治 : 1941年東京都に生まれ、福島県に育つ。早稲田大学第一文学部(ドイツ文学専攻)卒業。同大学院修士課程・博士課程を経て、立命館大学文学部に職を得て、2006年に同大学定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    宮廷の奢侈文化に染まった絶対王政下で、精神の立て直しを求める気持から、簡素なギリシア芸術を(ヨーロッパの源流だとこじつけて)尊ぶ共同幻想が広まった。これは啓蒙主義という大きな思潮の一環らしいが、やがて政教分離が進むと教会の後釜に芸術と科学が坐ることになる。つまり、神にしかできない創造行為を芸術や科学が引き継ぐわけで、この辺りから芸術家の思いあがりと苦悩が始まったのだと著者はいう。啓蒙主義の最悪の帰着点をナチズムと考えるホルクハイマーとアドルノ、近代を未完のプロジェクトと見るハーバーマスへと興味が膨らんだ。

  • kana0202 さん

    おもしろい。啓蒙主義がいかに、芸術が芸術になっていくために必要だったか。古代ギリシアがいかにヨーロッパの起源として捏造されたか。いろいろ学んでから読み直したい一冊。

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松宮秀治

1941年東京都に生まれ、福島県に育つ。早稲田大学第一文学部(ドイツ文学専攻)卒業。同大学院修士課程・博士課程を経て、立命館大学文学部に職を得て、2006年に同大学定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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