ミクロコスモスをチェンバロで演奏!
俊英ヴァーラディがバルトークとバロックの作品を交互に収録。
ブダペストで研鑽を積んだチェンバロ奏者、ヘルガ・ヴァーラディがバルトークのミクロコスモス(抜粋)とバッハ、クープラン、スカルラッティの作品を収録しました。小宇宙という意味の『ミクロコスモス』は第6巻153曲から成り、初歩から高度な技巧までのピアノの練習課程を含み、また近代音楽の特異な音組織への習熟も意図しているバルトークの傑作のひとつです。ヴァーラディは第3巻〜第6巻の中から22曲を抜粋しました。
バルトークをはさみバッハ、クープラン、スカルラッティが収録されており、まるでひとつの組曲のように構成しております。なお、バルトークの次男ペーテル(ミクロコスモス第1&2巻を献呈されている)は、ヴァーラディのこの精緻な演奏に感銘を受けているとのことです。(輸入元情報)
【収録情報】
● バルトーク:ミクロコスモス BB105, Sz.107より(第122番「同時または交互に響く和音」、第125番「舟遊び」、第116番「歌」)
● J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調 BWV.847〜平均律クラヴィーア曲集第1巻 第2番
● バルトーク:ミクロコスモス BB105, Sz.107より(第79番「J.S.Bを讃えて」、第117番「ブーレ」、第145a番「半音階のインヴェンション」、第145b番「半音階のインヴェンション」)
● F.クープラン:クラヴサン曲集第3巻 第18組曲
● バルトーク:ミクロコスモス BB105, Sz.107より(第139番「びっくり箱」、第85番「分散和音」、第86番「2つの長調の5音階」、第87番「変奏曲」、第120番「3和音」、第126番「拍子の変化」、第128番「田園舞曲」、第130番「田舎の冗談話」、第138番「バッグパイプの曲」)
● D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.162
● バルトーク:ミクロコスモス BB105, Sz.107より(第140番「自由な変奏」、第149番「ブルガリアン・リズムによる6つの舞曲より第2番」、第150番「ブルガリアン・リズムによる6つの舞曲より第3番」、第151番「ブルガリアン・リズムによる6つの舞曲より第4番」、第153番「ブルガリアン・リズムによる6つの舞曲より第6番」、第146番「オスティナート」)
ヘルガ・ヴァーラディ(チェンバロ)
録音時期:2016年9月12-14日
録音場所:ヌーシャテル歴史美術館
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ディジパック仕様