英語のこころ インターナショナル新書

マーク ピーターセン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797680249
ISBN 10 : 4797680245
フォーマット
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
170p;18

内容詳細

超ロングセラー『日本人の英語』の著者が教える本物の英語的発想とは?

英語と日本語の漱石の『こころ』の文体は英語の影響を受けている!? なぜ小説のタイトル『こころ』はheartと訳せないのか? 多様性を表すdiversityとvarietyの微妙な違いとは? 「ピリピリ」「ぱたぱた」などの擬態語・擬音語は英語で表せるのか? 「放射線」と「放射能」は英語でどう書き分けるのか? Lost Generationは「失われた世代」と訳してはいけない!?

小説の一節、ニュース記事、映画のセリフ、スタンダード曲の歌詞などを題材に、英語表現に秘められた繊細さと美しさを楽しく読み解き、社会、政治、文化の本質に言葉の観点から鋭くせまる。

目次より
1. diversityが表す多様な世界
2.「原子力問題」を考察する
3. 性と愛をめぐる英語表現
4.英語に見る「老人力」への意識
5. 英語に訳せない小津映画の巧妙なセリフ
6.「第3の場所」の役割を果たす本屋の力
7.「資本主義の走狗」の英訳の不可思議さ
8.『こころ』の文体にみられる英語の影響
9.英語の語彙に定着したtsunami
10.日本語の人間味あふれる擬態語世界
11. 英語と日本語の世代間ギャップを考える
12 『細雪』とThe Makioka Sisters
13 死を表すおすすめの婉曲表現

【著者略歴】
マーク・ピーターセン
金沢星稜大学人文学部教授。明治大学名誉教授。1946年、アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。コロラド大学で英文学、ワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻。1980年に来日して以来、日本語で執筆を続ける。主な著書に『日本人の英語はなぜ間違うのか?』『なぜ、その英語では通じないのか?』(以上、集英社インターナショナル)、『日本人の英語』『続 日本人の英語』『心にとどく英語』『実践 日本人の英語(すべて岩波新書)、『日本人が誤解する英語』(光文社知恵の森文庫)、『表現のための実践ロイヤル英文法』(共著/旺文社)などがある。

【著者紹介】
マーク ピーターセン : 金沢星稜大学人文学部教授。明治大学名誉教授。1946年、アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。コロラド大学で英文学、ワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻。1980年に来日して以来、日本語で執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • gonta19 さん

    2022/2/19 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。 2023/8/6〜8/8  「日本人の英語」で出会って以来、大変ためになる英語の本を書いてくださっているマーク・ピーターセン先生。明治大学を定年後も金沢星稜大学で教鞭を取っておられるらしい。本書では、これまでの文法的な解説ではなく、日本語と英語の単語の持つニュアンスの違いについて、いろいろ解説されている。以前からこういうところに興味があったので、とても楽しめた。

  • mizuki さん

    日本語と英語は決してイコールになる言葉なんてないのだと気付いてはいたけれど…。ここまで深くWことばWというものについて考えなければならないのかぁ〜と、思い知らされました。外国語を学ぶことで自国や自分のことを再認識できるとは、まさにこのことなんですね!日本語の語彙数も少ないわたしですが、英語を通してことばの勉強を続けていきたいと、改めて思いました♡

  • M1号 さん

    著者の知識と知性が素晴らしいことはもちろん、日本語、英語、言葉への愛情があふれまくりなエッセイだった。英単語のニュアンスの違いをネイティブ目線で解説。使える表現やしっくりくる表現をたくさん学べた。特に日英翻訳をする人には必読書かも!■やっぱり言葉=文化。方言や俗語を掘り下げると人々の思考や文化を感じることができる。だから言葉は無限に学びがあるし面白い。■『細雪』の英訳版にとても美しい表現があふれているのを知り、読んでみたくなった。

  • アルカリオン さん

    p53 英語では「-ism」をつけて新語を作ることがよくあるが、多くの場合、これは「〜主義」ではなく、「〜に対する差別」のことを示す表現になる。racism (人種差別)、sexism (性差別)、ageism (年齢層差別、特に老齢者層差別)▼日本では身内でもない老人のことを「おばあちゃん」「おじいちゃん」と呼ぶことがあるが、これは英語ではなかなか真似できない。こういう日本語を聞いたら、「ageismを気にする英語圏人」は、人生経験豊富な大人を「子ども扱い」する呼び方はやめるべき、と非難するかもしれない

  • しんこい さん

    日本人の英語の鋭さに比べると、どうも単語レベルの紹介という感じがしてきた。ココロとHeartとか、取り上げる切り口は好きだ

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マーク ピーターセン

1946年、アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。金沢星稜大学人文学部教授。明治大学名誉教授。コロラド大学で英文学、ワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻。80年に来日して以来、日本語で執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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