クラウディオ・アバド＆ベルリン・フィル／SONYモーツァルト録音集成（5CD）

クラウディオ・アバドがベルリン・フィルと
ソニー・クラシカルに残したモーツァルトの名演を集大成

アバドが、カラヤンの後任として世界に名だたるヴィルトゥオーゾ・オーケストラ、ベルリン・フィルの首席指揮者に就任したのは1990年のこと。就任後まもなくソニー・クラシカルが録音を開始したのがこの一連のモーツァルト・シリーズでした。本来、交響曲＆管弦楽曲全集へと発展するはずで、それが叶わなかったのは残念としかいいようがありませんが、ここで聴ける5枚のアルバムにまとめられた交響曲＆管弦楽曲選集とミサ曲ハ短調は、アバドならではのカンタービレの魅力と堅牢な構成が聴きもの。ベルリン・フィルの完璧無類のアンサンブルを使い、ピリオド演奏の影響を消化した上で奏でられたこれらの演奏は、20世紀末のモーツァルト演奏史に残るものといえるでしょう。

白を基調とした目に留まりやすいアートワーク・デザイン。
ベルリンのb-sharpスタジオにて、24ビット/88.2KHzリマスタリングを行い、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。
このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1
モーツァルト：
1. 行進曲第1番ニ長調 K.335（320a）
2. セレナード第9番ニ長調 K.320『ポストホルン』
3. 行進曲 第2番ニ長調 K.335（320a）
4. ディヴェルティメント第11番ニ長調 K.251

　録音：1992年9月

Disc2
1. 交響曲第23番ニ長調 K.181（162b）
2. ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364（320d）
3. 交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』

　ライナー・クスマウル（ヴァイオリン）
　ヴォルフラム・クリスト（ヴィオラ）
　録音：1994年12月

Disc3
1. 交響曲第28番ハ長調 K.200（189k）
2. 交響曲第29番イ長調 K.201（186a）
3. 交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』

　録音：1991年6月、1990年12月

Disc4
1. 交響曲第31番ニ長調 K.297（300a）『パリ』
2. フリーメイスンのための葬送音楽 ハ短調 K.477（479a）
3. 交響曲第25番ト短調 K.183（173d）
4. 交響曲ニ長調『ポストホルン』（セレナード第9番 K.320より）

　録音：1992年3月、11月

Disc5
1. ミサ曲ハ短調 K.427（417a）（エーザー版）

　バーバラ・ボニー（ソプラノ）
　アーリーン・オジェー（ソプラノ）
　ハンス＝ペーター・ブロホヴィッツ（テノール）
　ロベルト・ホル（バス）
　ベルリン放送合唱団
　録音：1990年12月

　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　クラウディオ・アバド（指揮）