ピエール・モントゥー／RCAステレオ録音全集（8CD）

フランスの大巨匠モントゥーの貴重なステレオ録音をボックス・セット化。

フランスの巨匠ピエール・モントゥー[1875-1964]は、1941年から1961年まで、SP時代〜モノラル時代〜ステレオ時代を通じてRCAに数多くの録音残しました。1936年〜52年に音楽監督をつとめ全米随一のサンサンブルに成長させたサンフランシスコ交響楽団、第1次大戦直後の1919〜25年に音楽監督をつとめ、1951年以降その関係を再度深めたボストン交響楽団のほか、シカゴ交響楽団、そして最晩年に首席指揮者をつとめたロンドン交響楽団と多岐にわたります。
　その中から、ステレオ録音のものを収録。ボストン響とのチャイコフスキーの3大交響曲は、録音の素晴らしさと演奏解釈の見事さで、数多い録音盤の中でも決定的名演と高い評価を得ているもので、センチメンタリズムに溺れることなく、古典的な造型感覚の中で、充実したオーケストラの響きを築き上げた逸品です。
　『コッペリア』と『海』の、当時実験的にステレオ録音されていた音源も収録。いずれも当時最先端の録音技術を誇ったRCAの「リビング・ステレオ」による鮮明かつ立体的な録音です。

白を基調とした目に留まりやすいアートワーク・デザイン。
ベルリンのb-sharpスタジオにて、24ビット/88.2KHzリマスタリングを行い、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。
このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。（輸入元情報）

【収録情報】
Disc1
1. チャイコフスキー：交響曲第4番へ短調 Op.36
　録音：1959年1月28日

Disc2
2. チャイコフスキー：交響曲第5番ホ短調 Op.64
　録音：1958年1月8日

Disc3
3. チャイコフスキー：交響曲第6番ロ短調 Op.74『悲愴』
　録音：1955年1月26日

4. ストラヴィンスキー：『ペトルーシュカ』
　録音：1959年1月25,26,28日

Disc4
5. フランク：交響曲ニ短調
　録音：1961年1月7日

6. ドリーブ：『コッペリア』より「前奏曲とマズルカ」
　録音：1953年12月2日

7. ドビュッシー：交響詩『海』より「海の夜明けから真昼まで」
　録音：1954年7月19日

8. サン＝サーンス：ハバネラ
　録音：1958年1月12,13日

Disc5
9. R.シュトラウス：交響詩『死と浄化（変容）』
　録音：1960年1月23日

10. ワーグナー：ジークフリート牧歌
　録音：1960年1月24日

Disc6
11. ブラームス：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
　録音：1958年6月18-20日

12. ハチャトゥリアン：ヴァイオリン協奏曲ニ短調
　録音：1958年1月12,13日

Disc7-8
13. グルック：歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』全曲
　録音：1957年

　レオニード・コーガン（ヴァイオリン：8,12）
　ヘンリク・シェリング（ヴァイオリン：11）
　リーゼ・スティーヴンズ（オルフェオ：13）
　リーザ・デラ・カーザ（エウリディーチェ：13）
　ロバータ・ピーターズ（愛の神：13）
　ボストン交響楽団（1-4,6-10,12）
　シカゴ交響楽団（5）
　ロンドン交響楽団（11）
　ローマ歌劇場管弦楽団&＆唱団（13）

　ピエール・モントゥー（指揮）