SACD 輸入盤

『クロード・ドビュッシーの墓』 青柳いづみこ、西本夏生、福田美樹子

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
RRSC20004
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

ドビュッシー研究の第一人者、青柳いづみこを
企画・監修・演奏に迎えた大注目盤!


SACDハイブリッド盤。ドビュッシー研究の第一人者、青柳いづみこを企画・監修・演奏に迎え、ドビュッシー没後100年を記念して新たに録音・制作した画期的なアルバムの登場です!
 1920年、フランスの音楽雑誌「リヴュ・ミュジカル」はドビュッシー追悼号を発行しました。これには、別冊として「クロード・ドビュッシーの墓」と題された楽譜集が添付されましたが、そこに掲載されたのはストラヴィンスキー、サティ、バルトーク、デュカスなど、フランス内外の錚々たる顔ぶれの作曲家たちでした。一方、1935年に日本の音楽雑誌「音楽新潮」は、1928年に続いて2度目のドビュッシー特集号を刊行します。ここには、清瀬保二をはじめとする3人の日本人作曲家たちがドビュッシーに捧げた曲が掲載されました。
 今回、アールレゾナンス・レーベルからSACDハイブリッド盤でリリースされる『クロード・ドビュッシーの墓』は、「リヴュ・ミュジカル」掲載の楽譜集からラヴェルのヴァイオリンとチェロの二重奏作品を除く全9曲、「音楽新潮」からの邦人作品3曲のほか、カゼッラ、コダーイ、サティ、タイユフェール、ロザンタールがドビュッシーに捧げた作品、さらに、ピアノ連弾によるラヴェル『亡き王女のためのパヴァーヌ』とドビュッシーの『神聖な舞曲と世俗的な舞曲』を収録しました。
 演奏は青柳いづみこの他、ゲストに新進気鋭のピアニスト・西本夏生、フランス歌曲を中心に活躍する福田美樹子を迎え、ドビュッシー没後100年記念企画に相応しいバラエティーに富んだ内容となっています。
 24ページに及ぶブックレットには青柳いづみこ自身による監修の言葉を掲載、また、20世紀芸術史の研究家・沼辺信一による6,500字を超える解説は、各々の作品に込められたドビュッシーへのオマージュの源泉を解き明かし、アルバムを聴く楽しみが一層深まります。(販売元情報)

【収録情報】
1. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

楽譜集「クロード・ドビュッシーの墓」 (1920)
2. デュカス:牧神の遥かな嘆き
3. フローラン・シュミット:そして牧神は月あかりの麦畑に肘をついて横たわる
4. ストラヴィンスキー:管楽器のためのサンフォニーの断章〜ドビュッシーの思い出に
5. ルーセル:ミューズたちのもてなし
6. マリピエロ:讃歌
7. バルトーク:無題〜ソステヌート、ルバート
8. グーゼンス:無題〜モルト・モデラート・コン・エスプレッシオーネ
9. ファリャ:讃歌〜ギターのための
10.サティ:30年間の麗しい友情の思い出に

「ドビュッシーを讃えて」
11.カゼッラ:ドビュッシー風に〜準備中の劇のための間奏曲
12.サティ:牧歌〜ドビュッシーへ(『最後から二番目の思想』〜第1曲)
13.コダーイ:墓碑銘(7つのピアノ小品 Op.11〜第4曲)
14.タイユフェール:ドビュッシーを讃えて
15.ロザンタール:ドビュッシーを讃えて(6つのカプリース〜第5曲)

「音楽新潮」ドビュッシー特集号の楽譜 (1935)
16.詩:前田鉄之助、曲:清瀬保二:ドビュッシーに捧ぐる頌歌
17.石田一郎:ドビュッシーを讃えて
18.荻原利次:ドビュッシーを讃えて

19.ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲

 青柳いづみこ(ピアノ)
 西本夏生(ピアノ)
 福田美樹子(ソプラノ)

 録音時期:2017年12月26-28日
 録音場所:東京、五反田文化センター 音楽ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid

 国内プレス
 日本語帯・解説付、歌詞対訳付
 解説:青柳いづみこ、沼辺信一
 世界初録音(16,18)

内容詳細

ドビュッシー・イヤー(没後100年)にふさわしい画期的一点。1920年に刊行された楽譜集『ドビュッシーの墓』から9曲を選曲。さらに1935年に邦雑誌『音楽新潮』の特集号に掲載された邦人3名の曲も収録。今回初めて耳にする“秘曲”揃いに唖然。オーセンティックな青柳ならではの唯一無二のアルバムとなった。(弘)(CDジャーナル データベースより)

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時を超えて 16人の作曲家とピアニストがド...

投稿日:2018/04/29 (日)

時を超えて 16人の作曲家とピアニストがドビュッシーへ万感の想いを捧げている その心の声が清々しい それは追悼なのだろうが 意識を永遠に身に纏う意思の表明でもある この情と知は未来への創造の決意でもある 眠気がすっ飛んだ 腰を正した 広い世界に五感を澄まして意識を放ったそして吸収しようとした ドビュッシーが第一次世界大戦の最中逝ったことを改めて自覚した まだ50代だった 戦火に気を奪われた世界はその喪失を直感できなかったようだ 楽譜集『クロード・ドビュッシーの墓』が添付された「リヴュ・ミュジカル」の発行は戦後になった 追悼号が2年も遅れたのだ 芸術は殺戮に封じ込められた それぞれの小品がドビュッシーの思い出であると同時に 初めて経験した欧州規模の大戦による作曲家たちの心模様を反映せずにはいない 20世紀とはかくも人間から精神を削り取るような日々だったのだ それでも人は歩き芸術も生きいく 音楽とは何か 生きるとは何か 考えずにいられなかった あなたも如何 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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