驚異のアンサンブルで光り輝く不協和音!
現代最高レベルの演奏。
現代音楽専門・超絶技巧集団「アンサンブル・ムジークファブリーク」の作品集第13巻。今回もとてつもないレベルの演奏。作品もグリゼー以外は世界初録音とたいへん貴重です。ブックレットは折り畳み式になっており、ドイツ最高峰の画家ゲルハルト・リヒターの絵があしらわれています。
異なる音色のレイヤーが相互に作用し、新たな領域へと耳を啓く作品が並びます。異なる文化が交錯する現代を表していると言えるかも知れません。非常に複雑で技巧的なアンサンブルが要求される難曲ばかりですが演奏は完璧。キラキラと光る特殊効果、ノイズの如きロングトーン、突然の歌。(4)ではピアノと打楽器が同時に打ち鳴らされ鐘の響きを模す箇所があります。スペクトル楽派の重鎮グリゼーの作品はさすがに美しく圧倒されます。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ヴァッソス・ニコラウ[1971-]:Farbenmaschinen〜アンサンブルのための (2011/12)
2. ヨハネス・ショールホーン[1962-]:Pieces Croisees〜大アンサンブルのための9つのバガテル (2012)
3. ジェラール・グリゼー[1946-1998]:Partiels〜18人の奏者のための (1975)
4. ディーター・マック[1954-]:室内音楽 V〜室内オーケストラのための (2007)
アンサンブル・ムジークファブリーク
エミリオ・ポマリコ(指揮:1,3)
ピーター・ランデル(指揮:2)
エンノ・ポッペ(指揮:4)
録音時期:2012年6月30日(1,3)、2012年12月5日(2)、2011年1月15日(4)
録音場所:ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)