ふなふな船橋 朝日文庫

吉本ばなな

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022648754
ISBN 10 : 4022648759
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
248p;15

内容詳細

父親は借金を作って失踪し、母親は恋人と再婚することに。15歳で独りぼっちの立石花は、船橋で暮らす決断をする。それから12年、書店の店長をやり、恋人との結婚を考えながら暮らす花に、再び悲しい予感が…。だが彼女は、暗闇の中にいても、光を見つけていくのだった。

【著者紹介】
吉本ばなな : 1964年、東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。諸作品は海外三十数カ国で翻訳、出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞“Under35”、99年マスケラダルジェント賞文学部門の三賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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梨の妖精の一生懸命さに励まされながら、主...

投稿日:2021/07/04 (日)

梨の妖精の一生懸命さに励まされながら、主人公花ちゃんが腐らず人のせいにせず、前へと進んでゆくさまに、背筋がしゃんとなります。ばなな作品たくさん読んでる方には先が読めてしまう展開ですが、ある意味安心して読めます。

くるりーむ さん | 福岡県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆのん さん

    最近ハマっている吉本ばななと大好きなふなっしーのコラボのような表紙と帯に即買い。私の大好きなばななさんの素敵な空気感が船橋とふなっしーと周囲の少し変わった人達の周りを流れていて自分自身も空中の穏やかな空気にふわふわと漂うように読めた。優しい、そして少し切ない物語。元々ふなっしー大好きの私だが『文庫あとがき』を読んでますます大好きになってしまった。誰の心にも梨の妖精の様な存在があったら世の中はもっと優しくなれるのに。私の中にもそんな存在がある事を嬉しく思った。ばななさんもふなっしーも最高!!

  • ナミのママ さん

    新聞連載をなんとなく読んでいたもののきちんと読みたくて購入。可愛いイラストとふなっしーのキャラクター、でも小説はしっかりとばななさんらしくてほっこりしました。少し辛い15歳から始まり、失恋や将来の悩み、家族とのつながりなどの日常が書かれています。その中に「不思議ちゃん」が出てくるのがいかにもばななさんらしくて好きです。文章のあちこちに宝石のようにスピリチュアルな言葉が埋め込まれていて、暖かくなります。今日を大切に自分らしく・・・そんな思いを抱く読後でした。

  • ぶんこ さん

    「ふなっしー」が梨の妖精とは知りませんでした。15歳から父とも母とも別々の人生とはと驚きつつも、相性の良い叔母さんとの生活は恵まれているとしか思えませんでした。その叔母さんと父、母の再婚相手とその義妹。複雑と言えば複雑ですが、平凡で仲良しの幸子さん一家にも色々とありました。よそのお宅のことは表面ではわからない。花さんが本好きで良かった。そして「ふなっしー」がいてくれて良かった。俊介さんとは価値観が違っていつつ、どうしても好きなのが伝わってきて切なかったけれど、花の決断は素晴らしい。船橋愛が満載でした。

  • エドワード さん

    世の中には、生きる上で夢を必要とする者と、地に足のついた生活を第一に考える者がいる。本が好きで、本屋の店長を務める花は完全に前者だ。恋人の俊介は、長野の老舗そば屋の息子。本の中の人々―Qちゃん、ドラえもん、ウルトラマン、そして梨の妖精・ふなっしー。彼らは確かにいるんだよ、と花がいくら唱えても、リアリズムの世界に生きる彼には届かない。こんなことは、恋人だけじゃなく、仕事をしていても、学校へ行っていてもぶつかる壁だ。その葛藤が「ばななさんだなあ」と感じる文章で綴られる。辛いけど、これが現実、とうならされる。

  • ひろちゃん さん

    ふなっし〜♪みんな元気でひゃっはー♪って歌を何故か「学校いきたくねえなあ…。」と思っていた嫌だった時期に学校行く前に携帯で聞いてた覚えがある。両親が離婚して母親が死んだり、大失恋したり、無理心中して一人だけ死んでしまった女の子の思いを受け継いでいたり、決して明るい話ではないけど、最後には歌みたいに前にすすんでいく話。すっと入ってきて二時間で読めました。

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吉本ばなな

1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TSUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、22年本

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