ファッションフード、あります。 はやりの食べ物クロニクル ちくま文庫

畑中三応子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480435033
ISBN 10 : 4480435034
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
400p;15

内容詳細

新しくなきゃ、おいしくない!―ファストフードからエスニック料理、B級ご当地グルメやカフェ飯まで、次から次へと登場する新しい食べ物と、『アンアン』『ノンノ』といったメディアや、食のイベントなどから発信される価値観。それらをあわせて情報として消費しては節操なく楽しみ、食べつくす日本社会の姿を、皮肉と愛を込めて描く痛快な文化史!年表付。

目次 : ファッションフード前史(江戸から戦前まで/ 戦後から高度経済成長期まで)/ 第1部 加速するファッションフード―1970年代(本格的なファッションフード成立元年/ 女の子の“フィーリング”に訴えかけたアンノンの表現法/ 黒船のごとくファストフード来襲/ 次から次へとヒット作誕生)/ 第2部 拡大するファッションフード―1980年代(「グルメ」に浮かれた激動の10年/ 和洋中エスニック林立―多国籍化の時代)/ 第3部 自己増殖するファッションフード―1990年代(まだまだバブルの90年代/ 「失われた10年」に生じた方向転換と変質/ ますます短期化する流行サイクルのなかで)/ 第4部 拡散するファッションフード―2000年代(不安と危機のゼロ年代/ 節約ムードから生まれたささやかなヒット作)

【著者紹介】
畑中三応子 : 編集者・ライター。編集プロダクション「オフィスSNOW」代表。『シェフ・シリーズ』と『暮しの設計』(ともに中央公論新社)編集長を経て、プロ向けの専門技術書から初心者向けの家庭料理レシピブックまで、幅広く料理書を手がけるかたわら、近現代の食文化を研究・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ; さん

    流行として消費されてきた食べ物=「ファッションフード」の文化史。軽快な筆致で楽しく読めた。フェミニズム的な視点もあって、とても良い本です。

  • スリーピージーン さん

    クロニクルなので長い歴史をたどります。時代、社会を反映していることもおもしろい。私が知ってるのはごくわずか。いかに流行に乗れていないかがわかりました。明治七年、木村屋英三郎西洋菓子麺麭製造所の「あんぱん」から、インスタ映えフードまで。栄養だけじゃないし味覚だけでもない、食べ物のファッション性は大切。たのしいからおいしいのだ。すごい情報量の本でおなかいっぱいになりました。

  • nobu23 さん

    江戸時代から今日に至るまでの日本で流行った食文化を取り上げている本。昔の頃の話はへぇと楽しめて、最近のものは懐かしいと思える。

  • りやう さん

    これはなかなかの好著。90年代まではその時代時代の食の流行(ファッションフード)を振り返る内容で、私(1990年生)よりも上の世代の人の方が楽しめる内容。もちろん、「えっ、そんなの流行ってたの!?」って楽しみ方もできる。ゼロ年代に入ってから話の様子が変わって、広く「食」についてやや批判的な論調になっていく(90年代までの内容は連載でゼロ年代は書き下ろしだそうだ)。自分の食に対する考え方を客観的に検討するという初めての経験をさせてくれた。久々に、色々な人におすすめしたい一冊。

  • ひとみ さん

    バブル期のティラミスに代表されるような、ただ美味しいだけでなくファッションとして消費され流行ったり廃れたりした食べ物の年代記。文庫版で再読。70〜80年代を経て、付随する情報や物語が重要視されだした食べ物を通して見えてくる社会や風俗が今みると大げさだったり、ロマンティックすぎたりしておかしい。今見るとなにもかもホラ話にしかおもえないバブル期の飽食ぶりが特に面白い。どこがどう、なにがどうとは言えないものの、読んでいて楽しい本だった。タピオカやストゼロの流行についてもふれた最新版が読んでみたい。

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人物・団体紹介

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畑中三応子

1958年東京生まれ。『シェフ・シリーズ』と『暮しの設計』(ともに中央公論社)の編集長をつとめるなど、編集者としてプロ向き専門技術書から超初心者向きレシピブックまで約300冊の料理書を手がけ、流行食を中心に近現代日本の食文化を研究・執筆。第3回「食生活ジャーナリスト大賞」ジャーナリズム部門大賞受賞(

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