番神の梅 徳間時代小説文庫

藤原緋沙子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198943202
ISBN 10 : 4198943206
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
320p;15

内容詳細

妻として、母として、そして子として、飛び地で生きた女性の心えぐられる生活。今の私達があるための忘れてはいけない記録。

【著者紹介】
藤原緋沙子 : 高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒業。小松左京主宰「創翔塾」出身。『隅田川御用帳』シリーズで第二回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たーくん さん

    桑名藩から飛び地・越後柏崎へ赴任してきた若い夫婦。二人を待っていたのは、厳しい陣屋の暮らし、海鳴り止まぬ過酷な環境だった。勘定や検見の仕事に忙殺される夫、渡部鉄之助。そして古着の着物さえ買う余裕のない妻、紀久。桑名に長男を残してきた夫婦は、故郷から持ち込んで番神堂に植えた梅の苗木に望郷の念を募らせていく。子を想いながら、日々を懸命に生きた女の一生が胸を衝く!

  • 夜盗エメラルド さん

    淡々とした話。鉄之助の性格を「四面四角」と表しているが、この作品自体もまさにそんな感じ。実話がもとになっているというのは解説で知ったが、作者のきちんとした根拠の上に作品を書くという姿勢は称賛したい。 手紙で伝わる息子の成長に一喜一憂したり、ご町内のお呼ばれがしがらみになってたりと、当時の下級武士とその妻が慎ましく暮らすことのリアルさがよく伝わる。これといった盛り上がりはなく淡々と綴られる日記のようなものなので、劇的な展開を求めてはいけない。 時々出てくるご飯が美味しそうで、入院で食事制限中の俺には飯テロ。

  • Aki さん

    全編暗いトーン。読み切ったけど。

  • yamakujira さん

    桑名藩の飛び地である柏崎陣屋に赴任した若夫婦が困窮に苦しむ。実際に残された手紙をもとに創作された物語だそうで、このラストまで史実だとしたらやりきれないね。凛と生きよとの父の言葉に覚悟を決めた紀久なのに、運命はあまりにも非情で、ちょっと意味合いは違うけれど山口判事を思い出した。時代はまだ天保だから、桑名藩の話でも松平定敬や立見鑑三郎は登場せず、ただただ貧しい日常が重苦しい。非正規雇用が増える現代も似たような情景が見られそうで、救いのない結末になにを思えばいいのだろう。 (★★★☆☆)

  • おさと さん

    淡々とした日常。苦しくてもささやかな幸せもあったのかも。

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