王家の風日 文春文庫

宮城谷昌光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167910372
ISBN 10 : 4167910373
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
544p;16

内容詳細

六百年に及ぶ栄華を誇る古代中国商(殷)王朝の王子に生れた箕子は、甥・紂王の宰相として、傾きゆく王家のため死力を尽す。炮烙の刑、酒池肉林といった悪名高い故事、紂王を惑わす妖姫・妲己、敵対勢力・周の文王、太公望など多彩な登場人物を通し、権力の興亡と人間の運命を描き切った作家のデビュー作品。文字の大きな新装版。

【著者紹介】
宮城谷昌光 : 昭和20(1945)年、蒲郡市に生まれる。早稲田大学文学部卒。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事、創作をはじめる。その後帰郷、ながい空白ののち「王家の風日」を完成。平成3年、「天空の舟」で新田次郎文学賞、「夏姫春秋」で直木賞、「重耳」で平成5年度芸術選奨文部大臣賞、「子産」で平成13年の吉川英治文学賞を受賞。平成16年に菊池寛賞を受賞、平成18年に紫綬褒章を受章。「劉邦」で平成27年度毎日芸術賞を受賞。平成28年に旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はる さん

    宮城谷昌光氏の3冊目の小説。この小説は商(殷王朝)最後の帝辛と叔父箕子との物語。受(辛。多くの者は紂王と呼ぶ)は中原に初めて専制の政治を追求した狂人。諸部族から神を取り上げ帝の意志の国を作ろうとする聡明で潔癖な受。過度に創造的で独創性に走る受の政治に叡智の手綱を箕子がとる。疎まれ遠ざけられる箕子。箕子のいない隙に佞臣費中が妲己とともに入り込む。耳元への囁きは受をして己が見たいものしか目に入らない狂人に変えて行く。商は猛り狂いながら周の術中の壺底に堕ちて行く。叔父箕子は商滅亡が近いことを理解する。

  • たけはる さん

    宮城谷さんのデビュー作だったらしい(あとがきを読んでようやく知った)。解説にもある通り、紂王に対する目線がやさしくて驚きました。この方の小説を読むと、いつも「王の孤独」ということをしみじみ考えます。登場人物としては、贏廉とかが案外すきだったかもしれない。あとこの話の伯邑考はハンバーグじゃなくてスープでした。どっちも嫌だ……。

  • かなえ さん

    商から周へ。商の名臣・箕子が主人公ということになるのだろうけれど、周公視点の場面も多い。商の最後の王・受王(紂王)のイメージは変わった。『天空の舟』の桀王もそうだけれど、ただの暗君ではないというか。今回は中国の地図を片手に読み進めた。何となく位置関係を意識しながら読めたかな。再読時には少しまとめたい。

  • モビエイト さん

    宮城谷さんのデビュー作品。 あまりの面白さにあっという間に読み切ってしまいました。 デビュー作品と思えないほどの完成度、やっぱり宮城谷さんの作品は好きだなぁと思いました。

  • Tetsuya Suzuki さん

    先に太公望読んだので。(笑)デビュー作なのですね。

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宮城谷昌光

1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、’01年、『子産』で吉川英治文学賞を、’04年、菊池寛賞を、’16

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