経済で謎を解く関ヶ原の戦い 青春新書INTELLIGENCE

武田知弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784413045322
ISBN 10 : 4413045327
フォーマット
出版社
発行年月
2018年02月
日本
追加情報
:
192p;18

内容詳細

効率よく勢力を拡大してきた徳川家康が唯一、石田三成に握られていた経済的弱みから関ヶ原の戦いの本質が明らかになる!

目次 : はじめに―「関ヶ原」の数々の謎は、経済でスッキリ解ける/ 第1章 家康が格下の三成を恐れていた理由/ 第2章 大名たちの経済格差を生じさせた朝鮮出兵/ 第3章 三成と家康、水面下の経済戦争/ 第4章 実は脆弱だった豊臣家の財政基盤/ 第5章 天下取りに向けた家康のしたたかな経済戦略/ 第6章 なぜ関ヶ原の戦いは数時間で終わったのか/ おわりに―「関ヶ原」の経済的影響は現代にまで続いている

【著者紹介】
武田知弘 : 1967年福岡県生まれ。西南学院大学経済学部中退。91年に大蔵省に入省し、バブル経済崩壊後の日本経済の現場をつぶさに見て回る。99年退官後は、出版社勤務等を経て、本格的に執筆活動をスタート。経済的な視点から歴史に新たな光を当てることに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hk さん

    これは「ええ本」ですね。著者は簡にして要を得た解説に定評がありますが、その中でも白眉といってよい出来栄えですわ。「経済というアプローチで関ケ原の戦いに至る過程を検証する」というのが本書の論旨。これを初級者にも優しい筆致でつづってくれています。ややもすると関ケ原は「情報戦で圧倒した家康が勝つべくして勝った」と総括されてしまいがちですよね。本書ではそれとはまったく別物の角度から斬り込んでおり、関ケ原の戦いはもとより、歴史全般をながめる新たな視座を得られること請け合いです。ということでこれは「ええ本」ですわ。

  • maito/まいと さん

    どうしても、人物関係とか天下=武力闘争、のような固定イメージがついてしまう戦国時代。ただ、最近は固定観念以外の切り口が増えてきて、学べることが増加中!本書も秀吉・家康を経済政策で比較したり、三成の合理的な戦略を改めて検証するなど、「家康が勝つべくして勝った」結論に安易にたどり着かない構成が読み応え抜群。また、信長の土地依存解消スタンスが、本能寺の変を招いたという論調を展開しており、こちらもおもしろい話し。戦国時代を改めて見つめ直せる1冊だ。

  • 水無月 さん

    財政面で圧倒的に優位な立場にいながら敗戦した三成と物資不足で最終的には相手の裏切りに頼るしかなかった家康。各武将の経済的な事情からその関係性や挙動を推察。光秀の謀反、秀吉の朝鮮出兵から関ヶ原まで、各武将の領地の問題と財政事情を解説してくれる本。

  • kobaton さん

    合理!なるほどね、さすが家康、計算高い。大人物ほど経済合理性で動くということだな。結果として時代も動く...天下分け目の合戦の動機が三成に対する妬みであるわけないし、ましてや光秀が信長を討った理由が禿げを馬鹿にされたからということはないのだ。そんなのは後世の俗人がゴシップ好きの大衆向きに作った戯言だ...そう、大局に際して感情で動くリーダーは大成しない。こずるいと評されても損得は勘定すべきだし、経済原理に則った行動を実践するべきだ...虚栄心や好き嫌いが行動基準になっているリーダーは滅びるべくして滅びる。

  • しばわんこ さん

    経済の視点から見た関ヶ原の戦いの分析。戦国時代に置いても経済事情は非常に重要視された。経済面を見ると武将のその時の行動の理由が見えてくる。 徳川家康、石田三成が関ヶ原の戦いに至るまでにそれぞれが抱えていた経済事情。歴史の裏事情を垣間見ることができて、とても興味深かった。

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武田知弘

1967年生まれ、福岡県出身。出版社勤務などを経て、フリーライターとなる。歴史の秘密、経済の裏側を主なテーマとして執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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