エンディング・パラダイス

佐江衆一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103090199
ISBN 10 : 4103090197
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
288p;20

内容詳細

戦後80年の初夏、白衣一杖にすげ笠を被った88歳の沼田昭平は、豪華客船“太平象牙号”で南太平洋に向けて出発した。目的はニューギニア島で途中下船して亡き父の遺言を果たすこと。セピック河を遡り奥地のタントゴラン村にたどり着いた昭平は、そこでかつて瀕死の日本兵である父を助けてくれた部族の末裔に出会う。いまだに原始的な狩猟農耕と物々交換の生活をして平和に暮らす彼らに心動かされた昭平は、人生の最後の時間を村で生きる決心をする。しかし大国企業の天然ガス採掘の足音に脅かされる原住民たち。昭平は彼らとともに村を守り闘う決意を固める…。

【著者紹介】
佐江衆一 : 1934年、東京生まれ。コピーライターを経て’60年、短篇「背」で作家としてデビュー。’90年『北の海明け』で新田次郎文学賞受賞。’95年、ドゥマゴ文学賞を受賞した『黄落』は、著者自身の老老介護を赤裸々に描いてベストセラーになった。’96年『江戸職人綺譚』で中山義秀文学賞を受賞。古武道杖術師範(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 信兵衛 さん

    佐江衆一さんの記念碑的、と言って良い、痛快で濃い作品。 お薦めです。

  • トト さん

    84才の作家が描く、88才の男を主人公にした物語。 少し未来の現実世界が舞台だが、作者の皮肉も含んだ世界観は、可能性としての説得力はありました。 言葉の使い方も独特で、戦前戦後を生きた質感を感じます。 話の展開は、好みの別れるところとは思いますが・・・

  • chuji さん

    久喜市立中央図書館の本。2018年1月初版。書き下ろし。昭和戦争三部作の最後の作品。二部目の『兄よ、蒼き海に眠れ』は既読。90歳でこの体力、気力はスゲー❗オイラの30年後!想像出来ねぇ〜?

  • hideko さん

    こんな将来があるなら、年を重ねるのが楽しみになるのにね。

  • あぽろ さん

    とてもとてもおじいちゃんを思い出す物語太平洋戦争時のパプアニューギニア何十回も聞かされた戦争の話、残した手記交流のあった現地の人たちそんな話がリンクするたとえ戦争だとしてもみな暮らしてる、生きている戦ってるときだけが戦争ってわけではない

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人物・団体紹介

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佐江衆一

1934年、東京生まれ。1960年、短篇「背」で作家デビュー。1990年『北の海明け』で新田次郎文学賞受賞。1995年、『黄落』でドゥマゴ文学賞受賞。自身の老老介護を赤裸々に描いてベストセラーに。1996年『江戸職人綺譚』で中山義秀文学賞受賞。古武道杖術師範。2020年10月逝去。享年86(本データ

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